こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
を紹介します。
医師は現場で治療方針や入院適応を判断する時に様々なスコアを用います。
CHADS2 score
A-DROP score
日常的によく使う評価項目であれば自然と暗記しますが、中にはたまにしか使わないものもありますよね。
たくゆきじ

いちいち調べるのもめんどくさいです。
そういう時はドクターKの診療ナビというアプリが便利です。
このアプリを使えば煩雑な計算やリスクスコアの評価を簡単に行うことが出来ます。
今回はメリット・デメリット含めて紹介してみましたのでご覧ください。
ドクターKの診療ナビとは
まずドクターKの診療ナビの特徴について簡単に解説します。
ドクターKの診療ナビとは
です。
ダウンロードすることですぐに使用できますよ。
ドクターKの診療ナビの公式サイトはこちらからどうぞ
ドクターKの診療ナビの使い方
まず使い方を紹介します。
直感的に使用できる大変シンプルなアプリです。
まずアプリを起動させると以下の画面になります。
下のメニューを操作していきます。
左から2番目のメニューを選ぶと50音順で計算式やスコアが表示されます。
左から3番目のメニューを選ぶと分野別のスコアが表示されます。
例えば救急・集中治療の項目を選択すると、以下のように分野に応じたスコアが選択できます。
1番右のメニューを選ぶと今まで使用した計算式やスコアの履歴が表示されます。
実際の使用例
では実際のアプリの使用例を紹介します。
例えばCHADS2 scoreを使ってみます。
このCHADS2 scoreをタップすると以下の画面に切り替わります。
まずエビデンスとして使用された文献が表示されます。
リスクスコアや計算式で疑問に思ったことがあったら、表示された文献を読むことで理解を深めることが出来ます。

実際に計算する時は中央の問診内容をタップします。
画面が切り替わり、スコアの計算ができるようになります。
例えば全てが当てはまるハイリスクな方を想定して項目を選択してみます。
すべてを選択して結果をタップすると診断結果が表示されます。
使い方は以上です。
ドクターKの診療ナビのおすすめポイント
ドクターKの診療ナビのおすすめな点を書いていきます。
個人的におすすめできるポイントは3点です。
①直感的に使用できる点
②エビデンスとしての文献が表示される点
③日本語である点
それぞれについて解説します。
直感的に使用できる点
このアプリは大変シンプルなアプリなので使い方はすぐにマスターできます。
簡単にマスターできるというのは重要なポイントです。
エビデンスとしての文献が表示される点
先ほども解説しましたが、エビデンスとしての文献が表示されます。
実臨床で使われることになった診断基準やリスクスコアの背景となるエビデンスがわかるのでより理解を深めることができます。
より深い知識や背景を知りたい方はぜひ読んでみて下さい。
日本語で使える点
実は同じような機能を持ったMedCalcというアプリがあります。
しかしそのアプリは英語なので英語が苦手な方にとってはハードルが高いと思います。
一方でこのアプリは日本語で使えるので、英語が苦手な方にとっては使いやすいですね。
ちなみに私も英語はめちゃくちゃ苦手です。TOEICで460点しかとれないくらいですから。
【2019/11/24に受験したTOEICの結果報告】
Listening:245
Reading:215
Total:460(※TOEICの平均点はだいたい580点らしいです)
自分で想像していた3倍くらい私の英語力はゴミでした
現実を教えてくれて本当にありがとう、TOEIC
ということで英語の勉強を始めたいと思います pic.twitter.com/pIkTMMpSCV
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) December 11, 2019
そんな私にとって日本語で使えるアプリというのは重要なポイントでした。
後ろ向きな理由ですが英語が苦手な方は検討していただいて良いと思います。
ドクターKの診療ナビの改善してほしい点
ここでは私が使用してみてドクターKの診療ナビで改善してほしい点を書いていきます。
私が考えるドクターKの診療ナビの改善してほしい点は4点です。
①有料アプリである点
②お気に入り登録できない
③アプリ内で検索できない
④計算式が少しもの足りない部分がある
それぞれ解説します。
有料アプリである点
まずこのアプリが有料アプリである点が挙げられます。
値段は860円とそこまで高くありませんが、アプリをダウンロードする時点で課金が必要となります。

便利なアプリなので860円は安いとは思いますが、有料という時点でダウンロードしたくない方は一定数いると思います。
②お気に入り登録できない
これは改善してほしいポイントです。
このアプリではよく使う計算式をお気に入り登録するという機能がないようです。
もしかしたらそういう機能があるのかもしれませんが、少なくとも私は探せませんでした。
こういうアプリでは必須の機能だと思うのでぜひ搭載してほしいと思いました。
ちなみに私は履歴機能で代用しています。
今まで使った計算式であれば履歴機能から探すことができますので。
先ほど上でCHADS2スコアを計算しましたが、計算後はこのように履歴に残るのでこれをお気に入り登録のような形で利用できます。
③アプリ内で検索できない
このアプリには検索機能がありません。
例えばA-DROPスコアを使いたい時に、検索しようと思っても検索窓がありません。
これもぜひ搭載してほしいと思います。
④計算式が少しもの足りないところがある
と思うときがあります。
例えばDICが疑わしい患者さんのDICスコアを調べようと思っても、このアプリにはその計算式が搭載されていません。
と思いました。
なお標準搭載されている計算式やスコアは公式サイトで確認できますので購入前にご確認下さい。
まとめ
以上ドクターKの診療ナビを紹介しました。
お役に立てましたら幸いです。
アプリに関する記事はこちらもぜひご覧ください。



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