abstract和訳

【医学論文】英語論文のabstractを和訳します⑬

医学論文のabstract

医学論文を勉強することになった経緯はこちらをどうぞ
>>>英語が苦手な医師が医学論文を読めるように勉強することにした。
 
こんにちは、たくゆきじです。
 
abstract和訳企画です。
 
医学論文を読めるようにひたすらabstractを訳していきます。
 
実際にabstractを訳して、その後に自分なりの気付きも書いていきます。
 
淡々と勉強していきます!
 
ではどうぞ!
 

私の英語力は本当にクソなので、頑張っても誤訳の可能性があります。
 
トレーニングの記録として捉えていただけましたら幸いです。

今回の論文

今回の論文はこれです。

 
Partial Oral versus Intravenous Antibiotic Treatment of Endocarditis
 
感染性心内膜炎に対する部分的な経口抗菌薬治療と経静脈的な抗菌薬投与の予後の検討
 
This article was published on August 28, 2018, at NEJM.org. DOI: 10.1056/NEJMoa1808312

abstractの和訳

<<要約>>
 
<Background>
左心系の感染性心内膜炎の患者に対して典型的には最大6週間の経静脈的な抗菌薬治療が行われる。
安定した状態の患者に対して経静脈的な抗菌薬投与を経口での抗菌薬投与に切り替えたときの効果と安全性は、経静脈的な抗菌薬投与を続けたときと同様かは明らかになっていない。
 
<Methods>
他施設無作為化noninferiority試験において、我々はstreptococcus, Enterococcus faecalis, Staphylococcus aureus, or coagulase-negative staphylococciが起因菌で安定した状態の左心系の感染性心内膜炎の患者を「抗菌薬経静脈投与継続群」「経口抗菌薬投与に切り替えた群」に割り付けた。
全ての患者において、少なくとも10日間は抗菌薬を経静脈的に投与した。
経口投与群は可能であれば外来加療に移行した。
Primary outcomeは無作為化時から抗菌薬治療が完了してまでの6ヵ月間の観察において、全死亡、計画外の心臓手術、塞栓症、または起因菌による菌血症の再発の複合outcomeとした。
 
<Results>
無作為化後、抗菌薬治療は「抗菌薬経静脈投与継続群」において中央値19日(四分位範囲(interquartile range)は14-25日)、「経口抗菌薬投与に切り替えた群」において中央値17日(四分位範囲は14-25日)であった(P=0.48)
primary composite outcomeは、「抗菌薬経静脈投与継続群」では24人(12.1%)、「経口抗菌薬投与に切り替えた群」では18人(9.0%)であり、これらは非劣性の基準を満たした。(between-group difference, 3.1 percentage points; 95% CI, -3.4 to 9.6; P = 0.40)
 
<Conclusions>
安定した状態の左心系の感染性心内膜炎の患者における経口抗菌薬治療への変更は、継続的な静脈内の抗菌薬治療に対して非劣性であった。

気付き

noninferiority(非劣性)のstudyのやり方は本を読んでなんとなくわかるようになった。
 
四分位範囲(interquartile range)は何度か読むうちにすぐにイメージが湧くようになった。
 
③実臨床では感染性心内膜炎の患者は安定していても、経静脈的に抗菌薬投与を行わなければならず入院が長期化することが多いです。
 
そういう意味で外来で経口で抗菌薬投与を行っても非劣性だとすると、臨床的意義は大きいと思いました。
 
(abstractしか読んでいないのではっきりとはいえませんが・・・)

まとめ

前に比べてスムーズに読めるようになってきました。
 
もう少しがんばります!

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