論文勉強録

【医学論文】英語論文のabstractを和訳します⑥

医学論文のabstract

医学論文を勉強することになった経緯はこちらをどうぞ
>>>英語が苦手な医師が医学論文を読めるように勉強することにした。
 
こんにちは、たくゆきじです。
 
abstract和訳企画です。
 
医学論文を読めるようにひたすらabstractを訳していきます。
 
実際にabstractを訳して、その後に自分なりの気付きも書いていきます。
 
頑張って数をこなしていきます!
 

私の英語力は本当にクソなので、頑張っても誤訳の可能性があります。
 
トレーニングの記録として捉えていただけましたら幸いです。

今回の論文

今回の論文はこれです。

Risk Factors, Mortality, and Cardiovascular Outcomes in Patients with Type 2 Diabetes
 
Ⅱ型DMの患者のリスクファクター、死亡率、心血管イベントのoutcome
 
August 16, 2018 N Engl J Med 2018; 379:633-644

abstractの和訳

<<要約>>
 
<Background>
DMの患者は一般人口に比べて死亡率や心血管イベントのoutcomeのリスクが高い。
我々はⅡ型DMの患者の死亡リスク、もしくは心血管イベントの増加リスクを減らしたり排除できるかどうかを調査した。
 
<Methods>
Swedish National Diabetes Registerに登録されたⅡ型DMの271174人の患者群と、年齢、性別、county(住んでいるところ?)をmatchさせた1355870人のコントロール群のコホートスタディーを行った。
DM患者は年齢とその他の5つのリスクファクター(HbA1cの上昇、LDLコレステロールの上昇、アルブミン尿、喫煙、高血圧)で評価した。
Cox回帰分析を用いて、死亡、AMI、脳梗塞、心疾患による入院といった喫煙に関連するoutcomeの追加リスクといくつの変数が治療範囲外であるかを評価した。
我々は複数のリスクファクターと心血管イベントの間の関係についても評価した。
 
<Results>
median follow up期間は5.8年で、その間に175345人の方が亡くなった。
Ⅱ型DMの方で、outcomesの追加リスクはリスクファクターが治療範囲内(至適範囲内)であれば段階的に減っていた。
5つのリスクファクターが全て至適範囲内であるDM患者において、全死亡のhazard ratioはコントロール群に比べて1.06(95%信頼区間, 1.00 to 1.12)であった。
AMIのhazard ratioはコントロール群に比べて0.84(95%信頼区間, 0.75 to 0.93)であった。
脳梗塞のhazard ratioはコントロール群に比べて0.95(95%信頼区間, 0.84 to 1.07)であった。
心疾患による入院のhazard ratioはコントロール群に比べて1.45(95%信頼区間, 1.34 to 1.57)と高かった。
DM患者においてHbA1cが治療範囲外であった場合脳梗塞やAMIの最も強力な予後予測因子であった。
喫煙は死亡の最も強力な予後予測因子であった。
 
<Conclusions>
5つのリスクファクターが治療範囲内であるⅡ型DMの患者は、死亡、心筋梗塞、脳梗塞のリスクがcontrol群と比べて減る、もしくは同等であった。

気付き

Cox回帰分析の意味は【医学論文】英語論文のabstractを和訳します⑤の時点では全くわからなかったが、昨日の夜に新谷先生の教科書とYoutube必死に勉強したらなんとなくわかるようになった。

私が実際に見た新谷先生の講義のYouTube動画はこちら
>>>新谷歩 12月9日大阪市立大学医療統計勉強会
 
median平均値と訳さなくなった。(medianは中央値)

まとめ

始めたばかりの頃に比べてちょっとレベルアップした気がします。
 
医学論文が読めるようになれるようにがんばります!
 
次回はこちら
>>>【医学論文】英語論文のabstractを和訳します⑦
 

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>>>【医学論文】医師が勉強のため和訳した英語論文のabstractまとめ!
 
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>>>【英語論文】医学統計を勉強する医師におすすめの本、参考書を紹介!

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たくゆきじ
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専門は循環器の内科医師です。 私が気づいたことや学んだことを書き記していくブログです。 Twitterでも情報発信していますのでぜひフォローしてくださいね。