こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
を紹介します。
使い慣れていない薬を処方する時には禁忌や用法をチェックしてから処方しますよね。
基本的にはM2 Plusに入れている「今日の治療薬」で事足りるのですが、添付文書で確認するときもあります。
しかし添付文書は通常手元にないので、調べようとするとネットで検索しなければならないのがちょっと面倒です。
そういう時は今回紹介する「EPIONE薬辞典」を利用しましょう。
たくゆきじ
では使い方などをご覧ください。
EPIONE薬辞典とは
まずEPIONE薬辞典の特徴について簡単に解説します。
EPIONE薬辞典とは
です。
EPIONE薬辞典は会員登録こそ必要なものの、無料で使用することができます。
禁忌や用法の他にも副作用や併用注意の薬剤など調べ物をするときに重宝します。
EPIONE薬辞典の使い方
EPIONE薬辞典の使い方を紹介します。
まずアプリを起動させると以下の画面になります。
※アプリを使用するためには会員登録を完了しておく必要があります。
「販売名・成分名から検索」をタップし、検索したい薬剤名を入力します。
なお「識別コード・記号から検索」を使用する機会はあまりないと思います。
今回は抗凝固薬のイグザレルト®を検索してみます。
するとこの画面になりますので、調べたい薬剤名をタップします。
今回はイグザレルト®の15mgを調べてみます。
あとは調べるだけなのですが、他の機能の使い方も簡単に説明します。
検索機能
このアプリには添付文書内を検索する機能があります。
今回のイグザレルト®を例にすると、例えば手術前の休薬期間を調べようと思ったら手術という語句で検索します。
すると添付文書内に手術という語句が7回出てきていることがわかります。
検索した語句は赤丸で囲んだ部分で選択できます。
検索していくことで手術前の休薬期間が記載している部分に到達できました。
薬価
このアプリの素晴らしい点は薬価がわかる点です。
上の「同成分薬価」という部分をタップすることで薬価がすぐに分かります。
PDFもダウンロードできる
実際の添付文書の形態でPDFもダウンロードできます。
一番右上のPDFをタップすることで実際の添付文書の形で見ることが出来ます。
以上がEPIONE薬辞典でできることとなります。
EPIONE薬辞典のおすすめな点
今まで紹介したようにEPIONE薬辞典は大変便利なアプリです。
その中で特におすすめな点を紹介します。
①無料で使える
②薬価がわかる
③薬の形態がわかる
④お気に入りや履歴機能が便利
それぞれに関して紹介します。
無料で使える
このアプリは無料で使うことが出来ます。
と思わず聞きたくなるくらい便利です。
薬価がわかる
これも大きなポイントです。
外来などでは薬価に関して患者さんから質問されるときがあります。
と聞かれることがありますが、正直薬価まではわからないことが多く返答に困ってしまいます。
しかしこのアプリがあればすぐに調べることができるので大変重宝します。
③薬の形態がわかる
これは私だけかもしれませんが、処方している薬の形や色までは把握できていません。
たまに患者さんから
とか言われてもぱっとわからないのです。
「薬は何を飲んでますか?」
初診の患者さんにこう尋ねると、おくすり手帳がない場合の返答は4パターンです。①薬の色を言う
②薬包の色を言う
③薬の大きさを言う
④薬の特徴を言うこれで薬の名前を確定できる可能性は0なので、初めての医療機関を受診する時は必ずおくすり手帳を持参して下さい。
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) January 20, 2019
ただこのアプリでは薬の形や色がわかります。
だからなんだと言われたらそれまでですが、処方した薬の形や色を確認できるようになったのは便利だと感じます。
④お気に入り機能が便利
よく使う薬をお気に入り登録出来ます。
やり方は簡単で右上の☆マークをタップするだけです。
これでお気に入り登録をすることができました。
EPIONE薬辞典の改善してほしいポイント
個人的には使い勝手には全く不満がありません。
無料アプリなのにこの便利さは破格だと思います。
強いてあげるとすれば、このアプリを使用するためには最初に会員登録が必要なことくらいですかね。
このアプリはRecruit社が開発したアプリのようなので、その会社への会員登録が必要となります。
無理やりデメリットをあげるとしたら
くらいかと思います。
EPIONE薬辞典|まとめ
今回はEPIONE薬辞典を紹介しました。
かゆいところに手が届くアプリなのでおすすめです。
アプリに関する記事はこちらもぜひご覧ください。



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