こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
を紹介します。
病棟や外来でちょっとしたことを調べる時ってどうやって調べていますか?
私はスマホを使って調べることが多いです。
M2plusを始めとしたアプリを使うこともありますし、Evernote内にまとめたノートを参照したりもします。
ネットでダウンロードしたPDF(ガイドラインなど)をスマホに入れてその場で調べることもあります。
このようにスマホで完結するのが一番便利だと思っていたのですが、実は最近ポケットノートを作成してスマホと併用するようにしています。
と感じるようになったのがその理由です。
この自作のノートをバッグに入れて病棟に持ち運んでいます。

そこで今回の記事では病棟に持ち歩くノートの作り方とまとめるべき内容を紹介します。
ではご覧ください。
スマホよりノートのほうが便利な状況とは?
まず前提として私はスマホを診療中に活用しています。
M2plusを始めとしたアプリも普通に使っていますし、勉強した内容はEvernoteにまとめています。

しかし最近は
と思うようになりました。
例えば挿管の時を考えてみましょう。
3ヶ月ぶりの挿管なので挿管時に使用する鎮静薬の量や組成に自信がなくなった状況だとします。
私がそうなった場合はEvernoteなどで確認するわけですが、どこに書いてあったかわからなくなることが多く答えに到達するまで割と時間がかかります。
かたやアナログのノートだとどのへんのページに書いたかをなんとなく覚えているため、すぐにそのページにたどり着けるんですよね。
今回のケースのように
はノートにまとめるのが効率的だと感じています。
他にも私の場合は以下の内容もノートにまとめています。
糖尿病の診断基準と使う薬剤の基準

糖尿病に関しては代謝内科の先生にお願いすることが多かったのですが、今の病院では自分で全て診なければならないので教科書で勉強した内容をノートにまとめました。


このように日常診療で確認する頻度の高い内容に関しては、スマホよりノートで調べたほうが効率的だと思います。
また隠れた副次効果としてスマホを開かないですむので集中力が途切れないというのもポイントです。
スマホで調べ物をすると色々な通知が来ているのにも同時に気付いてしまうため、どうしても気になってしまうんですよね。GmailとかLineとか。
スマホを開かなければ集中力が持続しやすくなりますから。

研修医のノートにまとめるべき内容
私が今研修医だとしたらまずは以下の内容からノートを作成します。
抗菌薬の腎機能に応じた減量基準やスペクトラム表
血液ガス分析の解釈の仕方
電解質異常を補正するときの具体的な補正方法
心肺蘇生処置の手順と使用する薬剤量
なぜこれらの内容からまとめるかというと、どの科に行っても使えてかつ調べる頻度の高い内容だからです。
ポイントとしてはできる限り具体的に作成することです。
補液のレジメンなどは病棟でそのまま使えるようにしておきましょう。
ちなみにここで紹介した分野のおすすめの本はこちらの記事で紹介しています。

研修医のノートの作り方|まとめ
以上病棟に持ち歩くノートの作り方とまとめるべき内容を紹介しました。
スマホとノートをいいとこどりして、病棟業務や外来をスムーズに終わらせましょう。
最後に余談ですが作成するノートは白衣やスクラブのポケットに入るサイズのものを選んだほうがよいです。
ちなみに私はA6サイズ(見開きでA5)のノートを使っています。iphone 11と比較するとこのくらいのサイズ感です。
ちなみに余談ですが先生は医師賠償責任保険に加入していますか?
もし加入してなかったとしたら医師賠償責任保険には絶対に加入しておきましょう。
というのも研修医はまだ知識の習得過程なのでミスが出やすい状態だからです。
おすすめの医師賠償責任保険はこちらの記事で紹介していますので参考にして下さい。

コメントを残す