学会で講演をすることになりました

【厳選】医学生・研修医におすすめする免疫学の本・教科書を紹介します。

免疫学を学ぶためにおすすめの本・教科書

こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。

今回の記事では

免疫学を学ぶためにおすすめの本・教科書

を紹介します。

私は2020年4月から大学院で基礎研究に携わることとなりました。

基礎研究の土台となる知識を身につけるために教科書とYoutubeで勉強しました。 基礎研究の土台となる知識を身につけるために教科書とYoutubeで勉強しました。

研究対象の中には免疫に関わるタンパク質も含まれています。

自分で言うのもなんですが私はとても不真面目だったので

なんとか試験さえ突破できればそれでいいや

たくゆきじ

という考えでテスト前に過去問だけやる典型的なダメ医学生でした。

そのため理解しなければならない内容もうやむやにしていたことが多かったです。

サイトカインの名前は知ってましたが炎症を起こすんでしょ?くらいの理解度でした(小声)

たくゆきじ

たださすがに研究をするからには理解しなければならないことが多いので色々な本を読んで勉強することにしました。

そこで今回の記事では私が実際に読んでみておすすめする免疫学の本を紹介します。

今回紹介する本は以下の3冊です。

【初学者が免疫学の概要を掴むための本】

休み時間の免疫学

マンガでわかる免疫学

【しっかりと勉強したい人向けの本】

免疫生物学

ではご覧ください。

たくゆきじ

おすすめの免疫学の本・教科書

今回おすすめする本は以下の3冊です。

【初学者が免疫学の概要を掴むための本】

休み時間の免疫学

マンガでわかる免疫学

【しっかりと勉強したい人向けの本】

免疫生物学

免疫学の概要をおおまかに掴むためにわかりやすさを重視した本を2冊、しっかりと基礎から勉強したい方向けの教科書を1冊の合計3冊です。

それぞれみていきましょう。

たくゆきじ

休み時間の免疫学

まず紹介する教科書は休み時間の免疫学です。

本書は

感染症や免疫・アレルギーを勉強する際の最初の本として、医師、歯科医師、薬剤師、臨床検査技師、看護師、そのほか生物学系の大学生や研究の初学者を対象に執筆しています。

休み時間の免疫学より引用

とまえがきに書かれているように幅広い層の読者が対象とされています。

私は対象読者のど真ん中だったので購入しました。

たくゆきじ

ページ数は250ページほどで、集中すればだいたい4時間ほどで通読できると思います。

実際に最初から最後まで通読してみた感想としてはとてもわかりやすかったですね。

オプソニン化

細菌感染とウイルス感染に対する免疫機構の違い

IgM、IgGなどの抗体ごとの機能と構造

炎症のメカニズム

生ワクチン、不活化ワクチンの違い

免疫チェックポイント阻害剤の解説

これらの内容がわかりやすく解説されています。

こういう用語はなんとなくはわかるけど理解したとはいえないな…

という方が本書を読むと理解が間違いなく深まると思いますよ。

また本書で印象的なのは挿絵です。

免疫学を学ぶためにおすすめの本・教科書

休み時間の免疫学より引用

このようにわかりやすい図解が要所要所でさしこまれているので、理解がとても深まるんですね。

ぜひ一度読んでみて下さい。

ちなみに本書はわからない部分だけを調べる辞書的な使い方ではなく、免疫学の概要をおおまかに理解するために一気に通読することをお勧めします。

休日に時間をとって一気に読んでしまいましょう。

たくゆきじ

マンガでわかる免疫学

次に紹介する本はマンガでわかる免疫学です。

以前紹介したマンガでわかる統計学と同じシリーズですね。

統計学のおすすめの本・教科書|マンガでわかる統計学 統計学のおすすめの本・教科書|マンガでわかる統計学

本書は以下の方を対象にした書籍です。

医歯薬学系、理・農・工学の中の生命科学系などの学生や大学院生を主な対象として想定しています。

マンガでわかる免疫学より引用

本書の特徴は学術的に難しい免疫学をわかりやすく解説するために、マンガという手段をとられていることです。

やはりイラスト付きだと直感的に理解しやすくなりますよね。

たくゆきじ

内容は免疫学のおおまかな概論を掴むための本ですので、一冊目に紹介した休み時間の免疫学とややかぶります。

自然免疫と獲得免疫の違い

アレルギーの発症機序

補体について

こういった内容(もちろんこれだけではありません)がわかりやすく解説されています。

概論を掴むための最初の一冊としてぜひどうぞ。

たくゆきじ

免疫生物学

最後に紹介するのは免疫生物学という本です。

こちらは見た目通りかなり正統派の教科書です。

免疫学を学ぶ上でおすすめの本・教科書

ページ数は800ページを超えており、通読するのはなかなか大変です。

正直私も全部は読み切れていません。

たくゆきじ

ただハリソン内科学のような王道の教科書は分野別に一冊持っておくとなにかと役に立ちます。

私は免疫学の王道の教科書は本書と「医系免疫学」の二冊を買いました。

免疫学を学ぶ上でおすすめの本・教科書

両方を比べてみたところ個人的にはこちらの免疫生物学のほうがおすすめだと思います。

理由としては解説がわかりやすいのもそうですが、図解がわかりやすくてきれいだったからです。

免疫学を学ぶ上でおすすめの本・教科書

免疫生物学より引用

知識の乏しい分野を勉強するときは図解があると理解の助けとなりますよね。

本書の挿絵も免疫学の理解を深めるのを助けてくれるでしょう。

王道の教科書を買う場合はこちらの免疫生物学をおすすめします。

医学生に最初の1冊をおすすめするなら「休み時間の免疫学」

合計3冊紹介しました。

どれもおすすめな書籍だと思います。

ただ「この中で医学生におすすめの本を一冊だけ選んで下さい」と言われたら、私は休み時間の免疫学をおすすめします。

免疫学は似通った名前や複雑な機構が多いため頭の中でごっちゃになりやすいんですね。

そのため概要をまずは休み時間の免疫学を読んで概要を理解するのがよいと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

たくゆきじ

おすすめの免疫学の本・教科書|まとめ

以上おすすめの免疫学の本・教科書を紹介しました。

【初学者が免疫学の概要を掴むための本】

休み時間の免疫学

マンガでわかる免疫学

【しっかりと勉強したい人向けの本】

免疫生物学

この記事が教科書を選ぶ際の助けになれたのであればとても嬉しいです。

基礎医学のおすすめの教科書はこちらの記事でも紹介しています。

医学生、研修医におすすめする解剖学の本・教科書 【厳選】医学生、研修医におすすめする解剖学の本・教科書をまとめて紹介!

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