ラーメンのスープを、残せない。
これは私が長年抱いていた悩みの1つである
とにかくスープを残せないのだ。特に友達とラーメン屋に行ったときには。
一人でラーメン屋にいったときはどうにかなる
ラーメンに行ったときのことを考えて欲しい。
ラーメン屋に行き大好きなラーメンを頼む。
味噌ラーメン、しょうゆラーメン、塩ラーメン。この際なんでもいい。自分の1番好きな店を想像してほしい。
ズルズル音を立ててすすり、あっという間に食べ終わる。
ラーメンのスープを飲まないためには、食べ終わったらすぐに席を立てば良い。問答無用で解決である。
このように一人でラーメン屋に言った時には、ラーメンのスープをついつい飲んでしまう現象は比較的起こりづらい。
気力をほんの少しだけ残しておいて、その気力を駆使して、スープを飲まずに問答無用で席を立つ。
そうすることでスープを飲まないようにすることはなんとかできる。
ただ友達と行った時はどうにもならない。
早食いだから友達が食べ終わるのを待つ時間が存在する
私は元来早食いである。
友達とラーメン屋に出向いた時も、基本的に友達が食べるのを待っていることがほとんどだ。
その待ち時間が曲者なのである。
友達を待っている間に、暴力的な声が心に囁いてくる。
「うまいぞ…このラーメンのスープは…」
この声に対して、最初は気力で対抗していたものの、あっという間に気力は枯渇し、ついつい飲み始めてしまう。
構えて。飲む。
ネテロ会長の正拳付きのような自然さで、私は無意識のうちにスープを飲んでしまっていた。
・・・ハンターハンター 25巻より引用
そして友達がラーメンを食べ終わった頃には、私の器からはスープもきれいさっぱりなくなっている。
こんなことを、私は人生で、何度も何度も繰り返していたのだった。
どうすればスープを残せるのだろうか?
ただそうは言っても、無理なもんは無理なのだ。
我慢出来ないんだ。
美味しいものが目の前にあったら、どうしても自分は食べたり飲んだりしてしまうんだ。
かといって、私が最初に食べ終わったからといっていきなり席を立って店から出ていったら、友達からはだいぶ頭のおかしい人だなと思われることうけあいである。
社会性を担保しつつ、ラーメンのスープを残すにはどうすればいいのか。
どうすればいいのだろうか。
こんなことをラーメン屋に行ったときは毎回のように考えていたわけだが、先日たくゆきじの頭に電流が走った。
・・・アカギ 1巻より引用
たくゆきじ
スープの味を落とせばそもそも飲む気にならない
ラーメンのスープを飲み干してしまう最大の理由は、なんといっても美味しいからである。
ラーメンを食べ終えてもまだお腹の容量に余裕があるとき、おいしいスープが目の前にあったら無意識のうちに飲んでしまうのはある意味当たり前である。自然の摂理と言っていい。
でも…もしも…スープが不味かったとしたら…?
飲む気が起こらないくらい、スープが不味かったとしたら…?
そうすれば待ち時間差が生じたとしても、友達を待っているあいだに思わず飲んでしまう事はありえない。
そうだ、逆転の発想だ。スープをまずくすれば良いんだ。
どうすればラーメンのスープをまずくできるのか。
そうだ。食べ終わった後のスープに、お冷やの水を少しだけ投入すれば良いんだ。
ぬるいスープは熱々のスープに比べ味が格段に落ちる事は周知の事実である。
そのことを応用し、あえてスープをぬるくする。そうすれば見た目ちょっと薄くなったくらいなので、ラーメン屋の店員さんには何をしたかわからない。
ただ私だけは知っている。このスープは味が落ちてしまっていることを。
まとめ
余ったスープに水をちょっとだけ投下してスープをあえて不味くする。
そうすることで私はラーメンのスープを飲み干さないで済むようになった。
このことは私の健康をまもる、大きな大きなライフハックだと思っている。
出会いと別れと医局のお菓子 便意をもよおすとなぜ中腰でゆっくり歩くようになるのか 手術やカテーテルが終わった後にネクターを一気飲みするのは最高だと伝えたい。