こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
前回の記事では、私がマイホームを建てる際の心境の変化について書いてみました。
今回の記事では「住宅展示場に行く前に家族で話し合っておくべきこと」という内容を記事にしてみたいと思います。
家を建てると決めたら、マイホームに求めるものを夫婦で相談しよう
家を建てるとふんわり決めたわけですが、何から始めればいいのか全くわかりませんでした。
そこで最初に私達がしたことは、いきなり住宅展示場に行くのではなく、夫婦で家に対して求めるものを明確にしておくことでした。
私が好きな「USJを劇的に変えた、たった11つの考え方」という本にこんなことが書いてあります。
達成すべき目的に対して資源は常に不足している。だから自分が達成したい目的を達成するために資源をどこに配分するか選択しなければならない。
これはどんなことにも応用が効く利く考え方だと私は思っていまして、今回の家づくりに当てはめてみると、不足している資源はズバリお金(資金)です。
家づくりに無限に注ぎ込むことができる財力があればそもそも悩まなくて済むんでしょうが、私の場合無限にお金を注ぎ込めるわけではありません。
無限に注ぎ込める資金がない以上、完全に理想の家を建てることは難しく、重視すべきポイントと捨てるべきポイントを見定める必要がでてくるわけです。
ある程度話が進んでしまってから予算の折り合いがつかないところが出てくると大変になるので、まずは家を建てるにあたっての目標を決めることにしました。
私と家族がマイホームに求めるもの
そもそもどんな家を建てたいかということを考えてみると
でした。これが最終目標です。
我が家の構成人数は私、妻、息子3人なので、それぞれの希望を最大限かなえることについて話し合ってみました。
【私の希望】
インテリアにはこだわりなし
身の丈に合わない住宅ローンは組まない
できれば書斎(3畳程度で良い)がほしい
自宅の機能に関するこだわりは正直そこまでありませんでした。
強いて言えば暖房器具に給油するため冬の寒い時期に外に出たくなかったので、給油が必要ない暖房器具がついていればラッキーなくらいでした(笑)
自動で給水されて氷が作られる冷蔵庫と自動で給油される石油ストーブが欲しいです(めんどくさがり)
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) September 27, 2020
一方予算に関しては強いこだわりがありました。というのも自分が責任の取れる範囲でしか家を建てる気はなかったからです。
そもそも家を建てる目的は豪華な家を建てることではなく、家族全員が人生を楽しむことです。
マイホームはその目的達成の手段に過ぎません。
その家族全員の中にはもちろん私も含まれていて、身の丈に合わない住宅ローンは私の不幸のもとになると考えていました。
過大な住宅ローンを組んでしまい、その返済のために人生の選択肢が狭まるのはしんどいと思っていましたから。
そのため予算の上限をあらかじ予め決めておき、その予算の範囲内でできる限り希望する間取りを実現できるメーカーにお願いしようと決めていました。
間取りに関する個人的な唯一の希望は「自分専用の書斎」でした。ブログや仕事に集中できるスペースが前々からほしいと思っていましたので…。
【妻の希望】
窓に結露させたくない
トイレの床やレンジ回りを掃除しやすくしたい
同じく掃除を楽にするため、オール電化に近い感じにしたい
収納はも多めにほしい
コンセントも多めに
全自動食洗機もほしい
オール電化に近い感じの方が、掃除が楽
妻の主な希望は、家事の動線やインテリアに関するものでした。そのため優先順位をつけたうえ上で、予算内であればできるだけ希望をかなえることにしました。
あとは子どもたちですが、まだ小さいので、ここは親目線で「子どもたちにはこうさせてあげたいなぁ」というものになります。
子どもたちが騒いでも大丈夫なようにしてあげたい
思春期を迎えた時に一人一部屋ずつ用意できるようにしてあげたい
夫婦で話し合ったのはこの2点ですね。
現時点で子どもたちの年齢が5歳、4歳、0歳なので、いちばんはしゃぎたい盛りの年齢なわけです。
ただ現在の環境だと、同じアパート内に住んでいる方の迷惑にならないよう、静かにするよう言わなければなりません。それが前から少しかわいそうだと思っていました。
そういう意味で戸建てを買ったら好きなだけはしゃがせてやりたいという気持ちがあり、そのため住宅には防音性を求めたいと思いました。
2つ目に関してはまぁこのとおりですよね。
たくゆきじ
家づくりの大まかな方針
ということで、家族で相談して決めた我が家の家づくりの方針は以下のとおりです。
(1)予算は〇〇万円まで
(2)延床面積は△△坪くらい
(3)インテリアや機能面は予算の許す範囲で希望をかなえる
至って普通の内容ですが、この条件に合うハウスメーカーを探そうとすると、無限にあるように見えるハウスメーカーの選択肢が、実は一気に絞られることに気が付きます。
というのも、今回家づくりを意識してから初めて知ったのですが、ハウスメーカーごとに同じ広さでも値段がだいぶ違うんですよね。
CMをバンバン打っているような全国規模の大手ハウスメーカーは単価がかなり高く、私たちの希望をかなえるのは難しいところが多かったです。
実際に某大手メーカーへに見学に行った時
と聞くと「その予算ではちょっと…」という反応がみられるメーカーもポツポツありました。
そのため我々の希望を叶えるにはいわゆる大手ハウスメーカーに頼むのではなく、単価が比較的抑えられている中堅どころのハウスメーカーに依頼することとしました。
このへんのハウスメーカーを選んだプロセスの話はおいおい書く予定です。
まとめ
とりあえず住宅展示場へ行く前に、あらかじめ家族で住宅に求める希望を話し合っておくのが大事だと思います。
特に、見学へに行く前には少なくとも延床面積と予算については、おおまかでもいいので決めておくことをおすすめします。
本記事はエムスリーのメンバーズメディアで連載中のコラム「たくゆきじの夢のマイホーム奮闘記」を転載したものです。
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