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国内留学体験記-2年間の日本大学での留学を終えて-

日本大学での2年間の国内留学が終了した。

先日アパートも引き払い帰ってきたわけだが

あぁ、もう2年経ってしまったのかぁ⋯

たくゆきじ

と時の流れの速さに驚くばかりだった。

1年前に国内留学の折り返し、という記事を書いてそれなりに反響があったが、今回は2年間の国内留学体験記ということで、この2年間を振り返ってみたいと思う。

国内留学に来てから1年が経ちました

自分がこの2年間でやったこと

今回の日本大学への国内留学中に、筆頭著者で論文を3本Acceptさせることができた。

原著論文は2本、Case reportは1本。

そして現在上記に加えてこれからsubmitしたり現在Review中の論文が2本あるため、Acceptされていないものも含めるとtotalで5本となる。

この5本の論文の内訳は以下の通りである。

2本→心房細動アブレーションの術中所見に関する研究(1本はunder review)

1本→心房細動アブレーションの多施設レジストリ研究

1本→発作性上室性頻拍の診断基準に関する研究(これからsubmit)

1本→発作性上室性頻拍のケースレポート

まだAcceptされていない2本がどうなるかは全くわからないが、自分としては

どんなに頑張ってもこれ以上はできなかったなぁ⋯

たくゆきじ

と心の底から思えるくらいフルコミットで時間を叩き込むことができた2年間だった。

思い出作りの旅

またこの2年で良い思い出も作れたよなぁとしみじみ思う。

こちらの記事でも紹介したように、以前縦隔腫瘍(精査の結果良性の嚢胞)を指摘されてから、人間は本当にいつ死んでもおかしくないんだなぁと心の底から実感することとなった。

登山のような人生を

循環器内科医として勤務する中で、突然人生を終える方を何人も目にしてきたはずなのに。

自分の身にそういうイベントが起こらないと、自分の身にも起こりうるという事実を認識できなかったんだよね。

その縦隔のイベント以降は人生のアウトカムとして、目標達成の成否を問うだけではなく、目標の成否にとらわれず道中そのものを楽しむという2つの軸の考え方で人生を捉えるようになった。

目標は立てるしそれなりに努力もするけれど、目標に辿り着けなかったからといってその過程が完全に無駄だったと思うような感じではなく。

いつどこで登山が強制終了したとしても、今までの山登り楽しかったな、と思えるような人生にしていきたいな。

その意味では今回の国内留学中は論文という形での結果を残すために色々と頑張ってきたけれど、その道中も存分に楽しめたと思う。

日大の先生方とよくご飯を食べに行ったし。

私は行動範囲が狭いので半径300m圏内のお店か出前しか食べませんでしたけどね(真顔)

たくゆきじ

他の病院の先生方とも、学会や飲み会を通じて交流を深めることができたし。

その他にもJHRSのYoutubeや健康ハートの日に出演したりと、色々経験できたなぁと思う。

これらの出来事は一つ一つが大切な思い出で、スマホの写真を見直すとその時の記憶が鮮明に蘇ってくる。

この2年の山登りも楽しかったなぁ

たくゆきじ

と今回の結果だけではなく、その過程も楽しむことができた。

お祭りとラボ前

日本大学の不整脈チーム中の国内留学で強く印象に残っているのは、お祭り感ラボ前である。

まずはお祭り感について述べていく。

日本大学の不整脈班では奥村先生と永嶋先生が論文の核となるリサーチテーマを大学院生や若手の先生にそれぞれ割り振り、そのテーマを若手の先生が各々でデータを集めて解析を行いながら形にしていくというサイクルが出来上がっている。

もちろん自分の中に何かしらのオリジナルのテーマがあれば、その論文化もフルサポートしてくれる。

奥村先生や永嶋先生がくださるリサーチテーマは単施設のものもあれば、多施設研究のものもある。

私が日本大学に最初に来た時は

まぁ自分でちょっと考えてみて、何かしら解析してみようかな⋯

たくゆきじ

くらいの漠然とした気持ちだったが、いざ日大に来てみると奥村先生と渡邉先生が中心になって立ち上げられた多施設共同研究を任せていただき1st authorで執筆させていただいたりした。

こういう大切なプロジェクトを任せてもらえると

よし、任せてもらったからには、どうにか形にしよう⋯!!

たくゆきじ

とやる気がさらに出るじゃない。

日大の若手の先生方は各々でプロジェクトを持っているからこそ、まるでお祭りのような活気があるんだなぁ、としみじみ思ったんだよね。

あいつも頑張ってやってるんだから、俺もどうにか頑張って形にしよう

とカテ室や医局に遅くまで残っている仲間を横目で見ながら、気合を入れ直す感じ。

そういう意味でこの2年間私も日大の中のお祭りに色々な形で参加させてもらったし、そのお祭りに私のような国内留学の者も混ぜてくれた日大の先生方には本当に頭が上がらない。

この2年間を経て

いつか自分で立ち上げたお祭りを後輩に任せて、自分はサポートに回って自信をつけさせられるようになりたいなぁ。

たくゆきじ

と現在強く思っている。

そしてもう一つのラボ前での経験値

この2年間でラボ前の振る舞いに関しては本当に経験を積めたなと思っている。

私が以前働いていた病院で私が術中にラボ前に座って、自分の意思でペーシングをするという経験をほぼしたことがなかった。

ただ日本大学では不整脈班の医師がラボ前に座ってEPSを進めていくというスタイルなので、この2年間で術中にラボ前に座って実際にペーシングを入れてさらに永嶋先生からフィードバックをいただくという経験を積むことができた。

そして実際にラボ前に座ってみると自分のどこが至らないのかについて痛感することで学ぶきっかけとなり、そのサイクルを回していくことで2年前に比べると間違いなく成長できたなぁと思う。

その結果「ラボ前はツラいよ」と言う企画も生まれました(小声)

たくゆきじ

国内留学前の自分に

この2年で永嶋先生からご指導してもらって、SVTのケースレポートを1本Acceptして、さらにSVTの診断基準に関する論文をsubmitするんだよ

たくゆきじ

といっても絶対に信じないだろう。

そういう意味で本当に色々な経験をさせていただけたなぁと思う。

最後に

ご飯を食べながらこんなことを聞いたことがある。

なんでこんなに親身になって指導してくれるんですか?

たくゆきじ

すると帰ってきた答えはこうだった。

人生の貴重な2年を使って、家族を地元に置いてわざわざ単身で日大まで来てくれたわけじゃない。

そんな感じで自分の人生を賭けてまで来てくれたんだから、やっぱりこっちも本気で向き合うよね。

だからもし不整脈の勉強のために日大への留学とか入局とかを考えているのであれば、ぜひ一度飛び込んでみてほしいと思う。

本気で向き合ってくれるから。

今回私は日本大学での国内留学の2年間で、かけがえのない経験を積ませていただきました。

充実した素晴らしい2年間を、本当にありがとうございました!!!!

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