実験のため早起きした日があった。
私は現在臨床の現場を離れラボに属して基礎実験に従事している大学院生である。
ラボで黙々と実験をこなし、ふと気付いたら朝の7時になっている。
朝ごはんの時間である。
ただ朝7時となると基本的にどの店もやっていない。
コンビニ飯などという謎の連載をしておきながら大変恐縮だが、この時間にごはんを食べる場合私はコンビニではなく牛丼屋に行くことがとても多い。
吉野家。すき家。なか卯。松屋。
私のラボの周辺には大手牛丼チェーンがたくさんあり
たくゆきじ
と少し悩むのは私の密かな楽しみでもある。
ただその日はあいにく時間がなかった。バイトの時間が差し迫っているのだ。
ただ私の気分はすっかり牛丼になってしまった。
そこで少しばかりチャレンジしてみることにした。
よし、今日はセブンの牛丼を食べてみよう。
セブンの弁当はめちゃくちゃうまい
そもそもセブンイレブンの弁当はコンビニの弁当の中でダントツにうまい。
1年以上の長きにわたり毎週コンビニ飯の連載をしていた私が言うのだから間違いない。
セブンイレブンの弁当は本当に美味い。
ただそんな私でも実はセブンの牛丼を食べたことはない。
その理由はただ一つ。
牛丼は大手チェーン店の方が明らかに美味しいと思っていたからだ。
ご存知の通り私は食事に対する意識がとても高いので、やむをえずハイカロリーの食べ物を食べる際は可能な限り美味しいものを食べることにしている。
もちろんそれは牛丼も例外ではない。
「どうせ牛丼を食べるならば味の保証されている牛丼を食べたい」
という強い思いを抱いていたのだ。
ただ今回はいつもと事情が違う。バイトの時間が迫っているので悠長にお店まで行く余裕がない。
そのため生まれて初めてセブンの牛丼を食べてみることにした。
生まれて初めて食べるセブンの牛丼
言い方は悪いがこの日は
という思いがあったことは否めない。
レジで会計をしてお金を払う。レンジであたためてもらい、3円追加で払ってレジ袋ごと外に出る。
机に並べて蓋をあける。
たっぷりと肉をご飯にかけて、唐辛子で味をととのえる。
いただきます。
一口目を食べて異変に気づく。
二口目を食べたところで確信に変わる。
ということに。
かっこむようにしてあっという間に食べ終わってしまった。
セブンの牛丼はうまかった
「セブンの牛丼は吉野家なみかそれ以上に美味しい。」
その後も何度か食べてみたものの、その結論はその後も揺らぐことは全くなかった
いつ食べても何度食べてもセブンの牛丼は美味かったのだ
今までお世話になった吉野家にはだんだん足が遠のいていった。
だってセブンでいいじゃないか。
私が今でも吉野家を利用するのは、生卵をかけたくなったときと紅生姜を大量に食べたくなった時くらいだ。
いずれ牛丼チェーンはセブンに駆逐されてしまうかもしれない。
そんな心配をしてしまうくらいにセブンの牛丼はうまかった。
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