こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
この記事では感染症・抗菌薬の勉強に役立つ本を紹介します!
今回紹介する本はレジデントのための感染症診療マニュアルです!
ではご覧ください。
この記事ではレジデントのための感染症診療マニュアル 第3版のレビューをしています。
現在は最新版のレジデントのための感染症診療マニュアル 第4版が販売中です。
「レジデントのための感染症診療マニュアル」について
【本のタイプ】
通読はなかなか困難です。一部のみ通読し、あとは不明な点を調べる辞書として使うのが良いと思います。
【ページ数】
1600ページ
【通読にかかる時間】
私は通読できていません。
【おすすめの使い方】
医局の机の上に置いておき、わからないときにその都度使いましょう。
「レジデントのための感染症診療マニュアル」の書評
このレジデントのための感染症診療マニュアルは日本の感染症治療におけるバイブルと言える書籍で、現在第4版まで改訂されています。
この本の構成は以下のとおりです。
①感染症診療の基本原則
②感染症治療薬の概要
③医療関連感染の予防
④検体の取り扱いと検査の考え方
⑤特殊な発熱患者へのアプローチ
⑥臓器別の感染症各論
⑦性感染症
⑧重要な微生物とその臨床像
⑨免疫不全と感染症
⑩HIV感染症・後天性免疫不全症候群
⑪重症敗血症・敗血症性ショック
⑫予防接種
⑬旅行・熱帯
この本を通読できれば感染症に関する知識については太鼓判を押せると思いますが、1600ページもあるので通読するのは正直骨が折れます。
そのため現実的なのは
という方法がおすすめです。
私は以下の赤字の章を通読しました。
①感染症診療の基本原則
②感染症治療薬の概要
③医療関連感染の予防
④検体の取り扱いと検査の考え方
⑤特殊な発熱患者へのアプローチ
⑥臓器別の感染症各論
⑦性感染症
⑧重要な微生物とその臨床像
⑨免疫不全と感染症
⑩HIV感染症・後天性免疫不全症候群
⑪重症敗血症・敗血症性ショック
⑫予防接種
⑬旅行・熱帯
私が通読した中でも特に第1章の「感染症診療の基本原則」は必ず通読したほうが良い内容だと思います。
この章は34ページとそこまでページ数は多くありませんが、感染症診療の際の考え方の基礎が凝縮されており読む前と読んだ後では感染症治療に対する姿勢が変わってきます。
他の章も通読できると最高ですが、現実的にそこまで時間が捻出できないときは日常診療で困ったときに調べる辞書として使いましょう。
辞書として調べる時は臓器別の感染症ごとに悩みに対する回答がだいたい書いてあります。
●呼吸器感染症
●尿路・泌尿器関連感染症
●血管内感染症
●腹部感染症
●皮膚・軟部組織感染症
●骨髄炎・化膿性関節炎
●眼科関連感染症
●頭・頸部感染症
「レジデントのための感染症診療マニュアル」のおすすめの使い方
先述したようにレジデントのための感染症診療マニュアルは一部通読し、あとは臨床の現場でわからないときに調べる辞書としての使い方が適しています。
この本は分厚くそれでいてけっこう重いので、普段から持ち歩くのは現実的ではありません。
この本を医局の机に置いておくとなにかわからないことがあってもそこに答えが書いてあると思えるので、とても安心感がありますよ。
まとめ
以上「レジデントのための感染症診療マニュアル」を紹介しました。
長く使える素晴らしい書籍なのでぜひ手元に置いておくことをおすすめします。
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