教科書レビュー

【英語論文】医学統計を勉強する医師におすすめの本、参考書を紹介!

医学統計 教科書

勉強することになった経緯はこちらをどうぞ
>>>英語が苦手な医師が医学論文を読めるように勉強することにした。
 
こんにちは、たくゆきじです。
 
今回の記事では
 
私が統計の勉強のために実際に読んだ本と統計の勉強の仕方
 
を紹介します!
 
この記事を読んでいるあなたは
 
医学統計
 
という言葉を聞いたとたんに心を閉ざしてしまっていませんか?
 
だとすると私はその気持ちがよくわかります。
 
私も医学統計の勉強はできればしたくないと考えていたからです。
 

たくゆきじ
たくゆきじ
統計とか勉強しなくても困らないし、勉強する気が出ないなぁ

 
と本当に思っていました。
 
しかし海外学会で発表することになり、この機会に統計の勉強をすることにしました。
 
発表の準備のために勉強する必要が出たという理由もありますが、
 

たくゆきじ
たくゆきじ
統計の勉強をすれば論文への苦手意識が解消できるかもしれない。

 
と考えたためです。
 
実際に統計の勉強をしたところ、論文への苦手意識は徐々にではありますが克服できており、かなり手応えがあります。
 
そこで今回は統計の勉強のために実際に読んだ本と、勉強の方法を紹介します。
 
統計に苦手意識を持っている方はぜひ読んでみてくださいね。

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いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ

この本は医療系のブログAmazonのレビュー最も統計初心者に優しい本だというので買いました。
 
なお、全3冊のシリーズ物です。
 
1冊あたりのページ数は約160ページです。
 

研修医
研修医
3冊で500ページもあるのかよ・・・

 
ゲンナリされるかもしれませんが、本当に読みやすく統計初心者の私でも1冊あたり2時間程度で読むことができました。
 
なお3巻全てを通読した身としてはまず第1.2巻を通読することを強くオススメします。
 
第1.2巻では以下の統計用語に関してとてもわかりやすく書いてあります。
 

統計用語(1巻)

●P値
●95%信頼区間
●平均値と中央値の違い
●標準偏差
●有意差について

 

統計用語(2巻)

●観察研究と介入研究
●相関
●回帰直線・回帰曲線
●カプラン・マイヤー曲線
●感度・特異度

 
これらの統計用語を見て眠くなる方であれば間違いなくおすすめできます!
 
第3巻は第1.2巻とは少し毛並みが違いました。
 
第3巻は「研究の質を評価できるようになろう!」というサブタイトルで、良い論文を選択できる力を身につけるという内容でした。
 
第3巻を読んでみた感想は
 

たくゆきじ
たくゆきじ
ある程度医学論文を読めるようになってから通読してもいいかな

 
という印象でした。(もちろん内容は素晴らしいです)
 
なお、この本は辞書のように使うべきではなく、通読すべき読み物型の本です。
 
このシリーズは少なくとも第1.2巻は通読するつもりで買うことを強くおすすめします。

今日から使える医療統計

この本はAmazonで☆5であったこととTwitterでおすすめされたため買いました。
 
この本もページ数は164ページと薄い本ですが、中身はかなりしっかりと書かれています。
 
この本では以下の統計用語に関して説明されています。
 

統計用語

●交絡と回帰分析
●単変量統計テスト
●回帰分析
●多変量回帰分析と説明変数
●インターアクション
●同等性と非劣性について

 
見るだけでめまいがしそうになりますよね・・・
 
しかし論文を読めるようになるためには必要な知識です。
 
「いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ」には書いてないが、論文を理解する上で必要な知識をこの本で補完しましょう。
 
この本に関しても通読すべき読み物型の本です。
 
なお、通読してみて
 

たくゆきじ
たくゆきじ
統計初心者が一回読んだだけでこの本を完全に理解するのは難しい

 
という率直な感想をいだきました。
 
私も読んでいる途中でTwitterでこんなコメントを呟きましたから。
 


 
こう呟いたときに教えていただいたのですが、著者の新谷歩先生Youtubeで自身の講義を配信されているとのことでした。
 
その動画を見たところかなり理解が深まりました。
 

 
ちょっと動画は聞き取りづらいですが、この本を読む時は絶対に視聴したほうがいいと思います。

実際の統計の勉強の流れ

ここでは実際に本を読む順番統計の勉強の流れを紹介します。
 

統計の勉強法

①抄読会などで医学論文を読むことになり、統計用語のわからなさを嘆く
 
「いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ」を通読する。
(少なくとも第1.2巻は通読が必須です。)
 
③医学論文のabstractを読んでみると、P値95%信頼区間がわかるようになって嬉しくなる。
 
「いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ」に書いてない内容を勉強するために、「今日から使える医療統計」を通読する。
(一回目の通読では完全には理解できなくてもOKです)
 
⑤新谷歩先生の動画を見て「今日から使える医療統計」の復習をする。
 
abstractをまた読み始めて、わからないところをその都度調べて身につけていく。

これは実際に私が今回勉強した順番になります。
 
この方法で勉強したところ、abstractを10本程度読んだあたりで統計用語が徐々に身についてきました。
 
勉強の仕方がわからない方はぜひ参考にしてみてください。
 

こちらもどうぞ!

実際に読んだabstractはこちら
>>>【医学論文】医師が勉強のため和訳した英語論文のabstractまとめ!

まとめ

今回統計の勉強をしてみて
 

たくゆきじ
たくゆきじ
統計の知識がないと論文は読めないな

 
強く思いました。
 
一度頑張って統計の勉強をして身につけたほうが後々楽ができると思います。
 
統計が苦手な方はこの勉強方法を試してみてください。