かつてTwitterでこのようにつぶやいたことがある。
私の夏場の当直中のルーチンを紹介します
①救急外来がひと段落ついて当直室へ
②当直室がむし暑い
③エアコンの設定温度を下げて風量を強へ
④ベッドへダイブ
⑤そのまま寝落ち
⑥朝起きた時のどが痛い私は無意識のうちにこのルーチンを行うことが多く当直あけに体調を崩す確率が15%くらいあります
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) August 2, 2019
別にこの話は医師に限ったことではないと思う。
誰でも一度は経験したことがあるのではないだろうか。
エアコンでのどを痛めてテンションが下がってしまうということを。
循環器内科医の仕事のスケジュールを解説します。当直室のエアコンで喉を痛めることが多い
当直はどんな医師にとっても大変な仕事でありもちろん私も例外ではない
休憩があまりなく寝られないことが多々あるからだ
寝不足で体調を崩すこともある。
ただ当直で体調を崩す理由としては寝不足以外にもう一つ大きな理由があると私は思っている。
その原因は当直室のエアコンだ。
当直室のエアコンは自宅の慣れ親しんだエアコンではないので、操作がよくわからない。
バイト先の当直室ならなおさらだ。
そのためとりあえず温度の設定はするけどタイマーをかけるのはめんどくさくてベッドにダイブすることが私は多い。
ベッドの上でゴロゴロしながらAmazonプライムビデオで鬼滅の刃を観ていたらいつの間にか寝落ちする。
非公開: Amazonプライムは医師におすすめするサービスである理由をくわしく解説しますそして朝起きたらのどを痛めているというまでが一連の動作だ。
こんなルーチンをこりもせず繰り返すことで、私が当直するとだいたい15%くらいの確率でのどを痛める気がしている。
エアコンで喉をこわさないためにはどうすればいいか相談してみた
たださすがにどうにかしなければならないと思いかつて医局で指導医に相談したことがある。
なるほど…マスクか…
たしかに私はまるで死んだ魚のように口を開けて寝ていることが多く、そのせいでのどが乾いてしまうのかもしれない。
マスクはとてもいいアイディアだと思い早速次の当直ではマスクをつけて寝てみることにした
当直室にマスクを持ち込んでみた
外来などでの診察の際に使ったマスクを捨てずにポケットにねじ込み当直室に持っていく。
いつもどおりエアコンを至適温度に設定し、ゴロゴロしながらスマホをいじる。
今日もクソリプは絶好調。
もちろんマスクはつけたままだ。
だんだん眠くなってきた…
明日はのどを痛めず外来に臨むことができるぞ…
こんな安心感を抱えて私は眠りについた。
私は失敗した
シュタインズ・ゲートより引用
結論からいうと私は失敗した。普通にのどを痛めてしまった。
なぜなら寝ている最中に息苦しくなったのか無意識のうちにマスクを外してしまっていたからだ。
朝になりベッドの脇を見てみると、そこには冷たくなった一枚のマスクが悲しげに転がっていた。
マスクをつけっぱなしで寝るというのは私にはなかなかハードルが高いことだった。
何度か試してみたが毎朝マスクが床に転がっているだけだったので、今ではチャレンジすらしていない。
ただ私と同じ悩みを抱えている方は一度試してみてもいいのかもしれない。
もしかしたらのどを痛めずエアコンと共存できるかもしれないから。