こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
を記事にします。
私は2017年から2018年にかけてビットコインを始めとする仮想通貨に投資していました。
結果はボロ負けです。
一部は損切りし残りは売るに売れずまだ保持しております。
たくゆきじ
一番絶望していた時期に比べるとビットコイン価格がなぜか上がっている(2020年9月現在)のでまだマシですが、それでも100万円以上ビットコインで負けています。
今確定申告のために去年ぼろ負けしたビットコインの計算を吐きそうになりながらしているのですが
「何やってたんだ…俺…」
という気持ちに猛烈に襲われています…
この経験は絶対に忘れず、今後不動産投資など他の投資をするときには下調べをガッチリしてから投資に臨もうと改めて思いました…
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年2月10日
今はコロナショックで株価が爆下げした後に株価が暴騰しています。
Twitterのタイムラインを見ていると強気なコメントをみることが増えたのですが、そこでふと私は思いました。
そう、なんだかビットコインの時の既視感を感じたのです。
そこでいま現在の相場を冷静に振り返るためにも、自分のビットコインの負け戦を振り返ってみようと思います。
ビットコイン投資を始めたきっかけ
私がビットコイン投資(仮想通貨投資)に興味を持ったのは2017年の6月頃です。
この時期はある程度固定費の見直しも終わり
と思ってネット上に落ちている資産形成に関する記事を読み漁っていました。
その中にはビットコインに関する記事もありました。
私はマウントゴックス事件というものをニュースで聞いたことがあり
と思っていたのですが
というまるで青年雑誌の裏に書いてあるようなフレーズに魅力を感じてしまい
とビットコイン投資を開始することにしました。
最初私がビットコインに投じた金額は50万円です。
初めて買った時の日付は2017/6/15です。
なおこの時のビットコインのレートは280000円/1BTCでした。
正直自分ではビットコインの仕組みも何も理解していないのに、50万円もの大金を投じるのにかなりの恐怖がありました。
どんどん値上がりするビットコイン
私が初めてビットコインを買った後の半年間で、ビットコインは右肩上がりに値段を上げていきました。
ビットコインの分裂騒動(ビットコインのハードフォーク)やチャイナ・ショックといったイベントで一過性に値段を下げるときもありましたが、長い目で見るときれいに値段を上げていくことになります。
この半年間の私の心境は
というわっしょい感より
という後悔を強く感じていました。
儲かってるのに何言ってるの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが私の偽らざる心境だったのです。
またこの頃のTwitterで主に情報収集をしていたのですが、フォロー中のアカウントから
などと書き込まれているのをみると徐々に私もその気になってきて
と根拠がないにもかかわらず、ビットコインはもっともっと値上がりするだろうと心の底から思うようになりました。
なんというかもう養分丸出しです。
そして時期をみてビットコインをはじめとする仮想通貨を買える限り買い増すことになります。
※ETHとはイーサリアムという仮想通貨の一種です。
ピークの時期には私の仮想通貨は1000万円以上の含み益を抱えた時価総額になっていました。
今振り返ってみると
とおもいますがこの当時は売るなんて発想は微塵も出てきませんでした。
もっと値上がりするだろうと心の底から思っていましたから。
仮想通貨バブルの崩壊
2018年の1月27日に仮想通貨界隈に激震が走ります。
Coincheckという仮想通貨取引所でNEMという仮想通貨がハッキングにより流出しました。
このハッキング事件を一つのきっかけ(と言い切れるかはわかりませんが)として、ビットコインバブルは崩壊していきます。
一時期は240万円まで上昇したビットコインも絶望期には35万円近くまで下落。
※2020年9月5日現在の価格は110万円くらいです。
私の参入時期は2017年の6月と比較的早かったものの、2017年年末の買い増しが響きボロ負けに至りました。
これが私がビットコインでボロ負けした簡単な経緯です。
ビットコインでボロ負けした私の教訓
ここまでがビットコインボロ負けの体験談なのですが、これだけでは成長がありません。
個人的に教訓となったことを紹介します。
①投資するならがっちり勉強してから
②バブル中はバブルと思わなかった
③具体的な銘柄は友達に伝えない
④自分の身の丈にあった投資をする
以上について紹介していきます。
①投資するならがっちり勉強してから
今回の仮想通貨での敗因の一つは
が挙げられます。
私は正直言って
のようなフレーズをネット上で見て簡単に儲かりそうだから仮想通貨に参入しました。
正直ビットコインの仕組みに関しては未だによくわかっていません。
冷静に自分のことを分析すると
という知識量しかなかったため、ガッチリ勉強してから参入すべきだと思いました。
例えば今後不動産投資を始めるとしても、不動産の税制や利益のあげ方、空き部屋対策などかなりの知識を必要とするのは間違いありません。
可能な限り事前に勉強して
ができるようになってから投資に臨もうと思います。
ビットコインのボロ負け後に実際に読んで勉強になった本はこちらの記事で紹介しています。
②バブル中はバブルと思わなかった
私は仮想通貨バブルの真っ最中は、2018年のうちにビットコインが1000万円に到達すると本気で思っていました。
いま振り返ってみると「んなわけ無いだろ」とも思うのですが、バブル中は本当にそう思っていました。
熱狂って怖いなぁとしみじみ思います。
ちなみにバブルが弾けたタイミングも当時は全くわかりませんでした。
今振り返ってみると、直接の引き金はコインチェックのハッキング事件だったかもしれません。
ただハッキング事件直後(2018年1月後半)もバブル崩壊なんて思いもしなくて
と思うようになったはハッキング事件の半年後くらいからです。
熱狂している時はそのことしか頭に入らないんだなぁと肌で感じました。
③具体的な銘柄は友達に伝えない
個人的に仮想通貨で一番後悔している出来事はこちらです。
私は2017年の年末のビットコインバブルの極期に、何人かの友達にビットコイン投資を完全に善意で勧めてしまったんですね。
それより上がると信じ切っていましたから。
ただその後ビットコインが暴落してしまったことで、友達に損をさせてしまいました。
自分がビットコインは本当に良いと思ったからこそ友達に勧めたのですが、実はそれは良い投資対象ではなかったわけです。
私が尊敬している整形外科医のブログの先生は、「あまり良くない投資対象を自分は良い投資対象と信じて友達に勧める現象」を
と表現されていました。
自分が美味しいまんじゅうだと信じていたビットコインは、実は毒まんじゅうだったわけです。
この件があって以来どんなに自分が良いと思っていてもいつ暴落するのかわからないので、自分の具体的な投資対象に関しては友達には伝えないと心に決めました。
このことを教訓にして友達から投資に関する相談を受けてもふるさと納税やidecoなどの投資上有利な制度の仕組みまでは伝えますが、具体的な銘柄に関しては伝えないことにしています。
④自分の身の丈にあった投資をする
ビットコインバブルの極期に自分が投入できる現金のほぼ全てを突っ込みました。
その結果ビットコインの値段の推移が気になってしょうがなくなり、ありとあらゆることへの集中力がなくなってしまったんですね。
やはり自分にコントロールできる範囲までしか投資はしていけないんだなぁということを肌で感じました。
これは個人的にとても重要な経験だと思っています。
というのも投資の成果だけに自分の明暗を握られることになってしまうと、感情的に不安定な毎日を送ることになってしまうと肌で感じたからです。
また仮に投資だけで暮らせるようになっても、あんまりおもしろくないなぁと思えたのも収穫でした。
自分でコントロールできない株価に一喜一憂するのもなんだかイマイチなので、いわゆるFIRE(経済的独立を果たして早期リタイア)は私には向いてないなぁと感じました。
まとめ
今回の記事では
を紹介しました。
振り返ってみるとこの負けから学ぶことも割とあったので、あの時負けておいてよかったと思います。
この経験を今後の人生の糧にしていきたいですね。
私が資産形成を始めたきっかけと現在やっていることはこちらの記事にまとめています。