学会で講演をすることになりました

ブログとTwitterを運営するメリットとマッチョな筋トレのお話

私がブログやTwitterを始めたのは、2018年のことでした。

このころは「好きなことで生きていく」系の発信でネットが埋め尽くされていたように記憶しています。

SNSで食っていく

フォロワーが増えればそれだけで生きていける

私もこの時期に慢性期病院に行って時間があったからTwitterやブログを始めたわけですが、こういうことを意識していなかったかというと嘘になります。

高齢者の転院 慢性期病院に異動になって気付いたこと

というかバリバリ意識していました。

Twitterのフォロワーが増えればなんとかなる

そんなふうに考えていた時期が、俺にもありました

たくゆきじ

そんなふうに考えていた時期が、俺にもありました

そんなふうに考えていた時期が、俺にもありました

バキ 25巻より引用

Twitterやブログを通じて得られたことともったいなかったこと

私はTwitterやブログを通じて、とても豊かな経験をすることができました。

総じていいことばかりですが、「あぁ、あれはもったいなかったなぁ…」と思わされたこともあります。

今ではそういうことも含めて、「豊かな経験」だと思っていますが。

たくゆきじ

それを以下に書き連ねていこうと思います。

Twitterやブログを通じて得られたこと

Twitterやブログを通じて得られたことでパッと思いつくのは以下のとおりです。

Twitterやブログを通じた人間関係が生まれた

ホームページ運営のスキルが身についた

m3.comでの連載につながった

それぞれ紹介していきます。

Twitterやブログを通じた人間関係が生まれた

これはTwitterやブログを運営してきたメリットの中で、最大のものです。

Twitterやブログを運営していると、いろいろな人に直接会ってお話をする機会に恵まれたんですね。

コロナが始まってからはオフ会をすることが社会情勢上できなくなってしまいましたが、コロナが始まるまでの間は何度かオフ会をしていろいろな人とお話をする機会に恵まれました。

Twitterやブログを運営している方はいい意味で尖っている方が多く、会って話すだけでとても新鮮でした。

これらは自分の中で最大のメリットだと今でも確信しています。

ホームページ運営やSNSのアカウントの運営スキルが身についた

こちらもかなり大きなスキルです。

この「内科医たくゆきじ」のブログと「コンビニ飯」というクソブログの運営を通じて、ワードプレスを用いたホームページ運営のスキルがかなり身につきました。

このスキルがあれば将来なにかおもしろいことを立ち上げたいときに自分でホームページを立ち上げることができますし、メンテナンスなども自分である程度まではできる自信がつきました。

SEO対策に関しても最低限のことはできますし、すくなくともSEOに関して依頼する際に相手と同じように会話することができると思います。

その意味でこれらのスキルが身についたことはかなり大きいと思っています。

m3.comでの連載につながった

m3.comでの連載につながったことも大きいですね。

この出来事は「ネット上でなんらかの発信をしていれば、仕事に結びつく可能性がある」ということを肌で感じさせてくれました。

これは自分の本業にも大きな影響を与えています。

何かというと「学会や論文といったものに対する姿勢」です。

この出来事は

ネット上で匿名アカウントの発信でさえ仕事に結びつくのだから、本名でやっている仕事の発信だっていずれ仕事に結びつくかもしれない。

たくゆきじ

と私に強く思わせてくれたのです。

そのため前よりも学会や論文といった医師としての発信活動にも前向きに取り組むことができているように思います。

m3.comでの連載記事 m3.comの「メンバーズメディア」というコーナーで「コンビニ飯」の連載を始めました。 たくゆきじの夢のマイホーム奮闘記 もともと賃貸派だった私が戸建住宅を建てることになったわけ

もったいなかったこと

とまぁこんな感じで得られたことを書いてみましたが、逆に「あれはもったいなかったなぁ…」と思うことも書いてみます。

それはなにかというと

自分の医師としての実力が不足しており、形にできなかった仕事が存在する

ということです。

医師としての実力不足で形にできなかったプロジェクト

私は現時点で医師10年目となります。

ブログやTwitterを開始したのは4年前なので、医師6年目のときに開始したわけです。

ブログのアクセスが増えたりTwitterのフォロワーが増えてから、お問い合わせ欄やTwitter経由でいろいろなお話をいただく機会がありました。

ただですね、私はこれらのお話を受けませんでした。

というか受けられませんでした。

なぜかというと、その仕事を受けられるレベルまで自分の医師としての実力が達していなかったからです。

その時点で自分の実力が低すぎて、そのいただいたお話を「チャンス」と認識することすらできなかったこともぼちぼちあります。

幸運の女神に後ろ髪はない、とはよく言ったものです…(白目)

たくゆきじ

今振り返ってみると「あぁ…あれはチャンスだったんだなぁ…」と気づくことも多々あり、悔しくなることもたまにあります。

そのため冒頭の

Twitterのフォロワーが増えればなんとかなる

というのは真実ではなくて、

Twitterのフォロワーが増えればチャンスの数は増えるかもしれないが、それを活かせる実力がなければあまり意味がない

というのがより正しいというのが現時点での結論です。

私が大好きなフランケンラジオに「レバーアームをうまく使うためには土台の固さがとても大事」とありましたが、こういうことなんだろうなぁ、と実感しました。

フランケンラジオ 206話

最近私がやっていること

ということで自分の実力不足を痛感した私が2年くらい前から意識していることは、「医師としての実力を身につけるためのマッチョな筋トレ」です。

具体的には論文の執筆がそれにあたります。

前に比べて自分の中のやりたいことが見えてきたのですが、そのやりたいことを達成するには「論文を執筆する能力」を身につけるのが必要なんですよね。

2022年の3月に卒業した大学院ではいろいろな先生方からご指導いただけまして、そのおかげで2022年には筆頭論文を3本(臨床研究1本、基礎研究1本、case report 1本)publishさせることができました。

人生初の論文がAcceptされたので、その道のりを書き記しておく 人生初の論文がAcceptされたので、その道のりを書き記しておく

ただこれは指導してくださる先生がいらっしゃらなければ絶対にできなかったことですので、今後もマッチョに筋トレしていって将来的には自分で論文を完結させる実力を身に着けたいなぁと思っています。

また自分の循環器内科としてのサブスペシャリティを不整脈に決めましたので、不整脈の手技や診断に関する勉強も比較的真面目にやっています。

こちらに関しても「不整脈医としての実力を身につけるためのマッチョな筋トレ」を続けていこうと思っています。

「学会」というイベントに関する考えが変わった訳

まとめ

4年ほどブログやらTwitterやらを継続してみて、以前は

Twitterのフォロワーが増えればなんとかなる

たくゆきじ

と思っていましたが、最近は

Twitterのフォロワーが増えればチャンスの数は増えるかもしれないが、それを活かせる実力がなければあまり意味がない

たくゆきじ

というように考えが変わってきています。

そのため最近はなぜかめちゃくちゃやる気があるので、これからもマッチョに筋トレをしていこうと思います。

それで将来なにかしらの形で得られたチャンスを、自信を持って受けて形にできるように精進していきたいです。

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