こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
という内容で記事を書いてみようと思います。
私は実は2020年2月16日から個別株の投資を始めました。
そして今(2021年5月30日)に至りますが、今回はそれなりに勝利を収めることができました。
たくゆきじ
ただなんだか株式市場の潮目が変わった雰囲気もあるので、永久保有目的以外の株式を全て売り払い、全部VTIやeMAXIS slim全米株式インデックスファンドをはじめとした投資信託に叩き込むことにしました。
宴は終わった。
なんだかそう感じたわけです。
あとはとりあえずアメリカの経済発展に託そうと思っています。
以前ビットコインでボロ負けした時も振り返りの記事を書いてみましたが、今回も自分の投資過程を振り返るために今回の株式市場の記録を残しておこうと思います。
アメリカ株の投資スタート
私がアメリカ株の投資を開始したのは2020年2月13日(木)のことです。
きっかけは私がフォローしている広瀬隆雄さんのYoutubeライブを聞いたからでした。
それまでは給料などで得た現金をひたすら貯金しておき、暴落時に全て叩き込むという戦略をとっていたのですが、ちょっと遊んでみたくなったんですよね。
ここで自分の投資資金の20%前後でアメリカの株式数銘柄を買ってみました。
ちなみに購入したのはこの矢印のタイミングです。
当然のように翌週からコロナショックの直撃を受けることになります。
怒涛の暴落。
相次ぐサーキットブレイク。
となかば本気で頭を抱えていましたが、残りの投資資金がは80%程度あったので気を取り直して頑張ることにしました。
2019年11月25日
「ふーん…アメリカ株って史上最高値を更新し続けているのか…沢山株を持ってれば働かなくても配当だけで生活できるなんて夢のようだなぁ…」
「いいなぁ…」
「……買わないまでもどういう株がおすすめなのか銘柄ぐらいチェックしてみよっかな…」#100日後に暴落するたくゆきじ
— 内科医たくゆきじ@大学院 (@takuyukiji) March 24, 2020
狼狽売りとお宝ポジション
実際に今回の暴落に自分が遭遇するまでは
と大変舐めたことを考えていましたが、自分が実際にそのときに遭遇してみると
という気持ちになることがよくわかりました。
どこまで落ちていくのかわからない恐怖。
絶望一直線の株式市場。
総悲観の状態で買うのは相当な胆力が求められるということが身に染みてわかりました。
ただここで支えになったのが整形外科医のブログです。
このブログを運営されている先生は市場が総悲観であるタイミングに現金を突っ込むというやり方をされているのですが、この先生が買ったタイミングに合わせて私も資金を突っ込みました。
例えばJREIT。買ったタイミングは2020年3月24日。コロナショックど真ん中です。
このチャートで言うとここで買ってみました。
市場が総悲観であるタイミングに買うのは相当な勇気がいりましたが、ここで建てたポジションは今振り返ってみるとお宝ポジションとしてかなり生きています。
暴落時に気持ち悪くなりながら建てたポジションはお宝になると言うことがわかりました。
ただもちろんうまくいったことだけではありません。
と思い現金を確保するために一部売ったものもありました。
具体的にはビットコインとテスラ株です。両方とも持っていた分の半分を売ってしまいました。
その時点では冷静に判断したつもりでしたが、結果的に狼狽売りとなってしまいました。
【急募】
損切りした株が爆上げしている私の今の気持ちをどうにか鎮める方法— 内科医たくゆきじ@大学院 (@takuyukiji) April 30, 2020
待てども来ない2番底
2020年3月にコロナショックが来たわけですが、その後少し株式市場は盛り返してきました。
その時に私の頭を去来した考えはこちらになります。
今となっては理由はよくわかりませんが、2番底が将来に来るという謎の確信を私は持っていたのです。
根拠のない二番底説と現金を力強く握りしめ、株式市場をウォッチし続けていました。
ただいつまで経っても二番底が来ません。
5月になり6月になり株式市場がV字回復を続ける中、いつまで経っても2番底が来ないことに焦りを感じ始めていました。
「二番底は必ずくる…だからこの虎の子の現金は二番底まで温存しておくんだ…」
と考えていたものの、全然二番底が来る気配がなくて株価がガンガン上がっていくのを呆然とただ見守っていた方はいませんか?#ええ私です
— 内科医たくゆきじ@大学院 (@takuyukiji) May 29, 2020
ただ流石にもう我慢できんと思い、7月頃に株式市場にもう一度握りしめた現金を投じることにしました。
・・・スラムダンクより引用
FRBと株式市場のお祭り騒ぎ
その後も株式市場の乱痴気騒ぎがずっと続きます。
本当にお祭り騒ぎでした。
本格的に入ったのが2020年の7月とタイミングは少し遅めでしたが、運良くその後も株価は上がり続けてくれました。
とか色々思うところがありましたが、基本的に右肩上がりに上がっていきました。
そして持っている株式の含み益も増大していくわけですが、この辺になると
と感じていきました。
ちょっと早いかもしれませんが、なんといってもビットコインのときの経験が頭に染み付いていたのです。
宴の終わりと足抜け時期
2021年に入ってからも株価の暴騰は続きます。
BTCが一気に過去最高値を更新したりと祭りは続いていくわけですが、株式市場はだんだんとテーパリングの時期を見定めようと段々右肩下がりとは行かない状態になっていきました。
2021年2月には長期金利が上昇して株式市場が調整に入ったりして、企業業績だけでは説明がつかない株価の動きをするようになったあたりで
と感じるようになりました。
市場の株価の乱高下に精神面が振り回されているのがだんだんめんどくさくなってきたので、個別株は全部売り払うことにしました。
バブルは必ずどこかで弾けるというのが今までの歴史とか2017年のビットコインバブルを経験した個人的な結論でしたので。
とはいえ一方で今後も通貨価値は下がっていく方向には向かうと感じているので、株式市場に資金だけは投じておこうとVTIや投資信託に個別株を売った資金を投じて締めとしました。
今回の教訓
今回のコロナショックの教訓は5つあります。
①世界的に株式市場が崩壊すると中央銀行が助けてくれる
②暴落時に震えながら買うことと狼狽売りの両方を経験できた
③無配当株は売却タイミングも見極めなくてはならず管理がめんどくさい
④ビットコインを一定数利確できたのはよかった。
⑤今回の勝利は再現性がなく、やっぱり運要素が強い
それぞれみていきます。
①世界的に株式市場が崩壊すると中央銀行が金融緩和で支えてくれる
今回自分の実感として感じたのは、
と言うことです。
今回のコロナショックに伴うロックダウンなどで経済活動がストップし、株式市場が崩壊した時FRBをはじめとした中央銀行が金融緩和を行い株式市場を下支えしていました
これを伝聞だけではなく自分の経験として蓄積できたのは大きいです。
次のショックでどうなるかはわかりませんが、次に株式市場の暴落が起きたときには中央銀行が金融緩和を行ってくれるんだろうと思って戦いに行こうと思います。
②暴落時に震えながら買うことと狼狽売りの両方を経験できた
今回の相場でコロナショックの極期に資金を突っ込みました。
先述したように対象はJREIT。
買ったタイミングは2020年3月24日。コロナショックど真ん中です。
すぐに株価が戻ったためその後追加のポジションはたてておりませんが、ここで買ったJREITは今から見るとお宝ポジションとしてかなり生きています。
暴落時に震えながら建てたポジションはお宝になると言うことが身を持ってわかりました。
さらにJREITには配当もあるので、高値になったタイミングを見計らって売る必要がありません。
なので定期的に私に配当を運んできてくれるATMとして、よっぽどのことがない限り保有し続けていようと思います。
ただ一方で狼狽売りも経験しました。
先述したとおりビットコインとテスラ株です。両方とも持っていた分の半分を損切りしてしまいました。
【急募】
損切りした株が爆上げしている私の今の気持ちをどうにか鎮める方法— 内科医たくゆきじ@大学院 (@takuyukiji) April 30, 2020
暴落時に買うことと狼狽売りをすることの両方を経験できたのは大きいかなと思います。
③無配当株は売却タイミングも見極めなくてはならず管理がめんどくさい
今回の相場では配当のない米国個別株にもチャレンジしていました
具体的にはじっちゃまこと広瀬隆雄さんが紹介している米国のハイパーグロース株に投資してみました。
具体的な銘柄としてはズーム(ZM)、クラウドストライク(CRWD)、テスラ(TSLA)といったあたりです。
こちらも色々金を突っ込んでみたところ、タイミングが良かったためなんとかプラスになりました。
ただ今回改めて実感したのは
ということです。
これらのグロース銘柄には基本的に配当がないため、買値と売値の間で利幅を取るキャピタルゲインで利益を確保することになります。
つまり売るまで勝ったかどうか確定しません。
これは買うという判断と売るという判断を二回行う必要があることを意味します。
これが私にとってはなかなかのストレスでした。
利確した後についつい当該銘柄の株価を見て
と悲しくなったことも多々あります。
一方配当のある銘柄は買値さえ安値で仕入れることができれば、あとは配当を勝手に運んできてくれるので無理に売る必要がありません。
こちらの方がだいぶ精神的に楽だなと感じましたので、今後買う株はできれば配当ありの株を買おうと思います。
④ビットコインを一定数利確できたのはよかった
2020年12月頃からビットコインが暴騰しいよいよバブルじみた雰囲気になってきていました。
私はいつかみた景色だなと強く感じました。
と。
ある意味千載一遇のチャンスだと思ったので、今回塩漬けだったビットコインを売り払って勝ちは確定させようと思い、口座の塩漬け仮想通貨を売り払うことにしました。
売り方は機械的に指値を入れる方法です。
BTC350万→〇〇円分売却
BTC400万→◇◇円分売却
BTC450万→△△円分売却
こんな形で機械的に売却し続けました。
途中で今回売ると決めた量のBTCを売り切ってしまい、それ以上更に価格が上昇する場合には指を加えて見守るフェーズに入るわけです。
ただ個人的には安堵感が大きかったですね。ようやくあの忌まわしいBTCを利確することができたと。
そのため2021年になっても暴騰が続いたので新規の買い増しは一切していませんし、今後も買うつもりはありません。
とりあえず投資金額は回収しきったので、あとは将来的にさらに暴騰したときにはまたどっかで売ろうかと思っています。
⑤今回の勝利は再現性がなく、やっぱり運要素が強い
今回金銭的には勝利することできました。
ただこれが必然の勝ちかというと全くそんなことはなく、偶然勝っただけです。
野村監督の名言にある
勝ちに不思議の価値あり。負けに不思議の負けなし
でいうところの不思議の勝ちでした。はっきり言ってギャンブルに勝っただけです。
あと今回勝利したことで自分の株式投資における実力が上がったかというと、そんなことは全くありません。
というか株価に自分が介入することができないので実力もなんもないと思います。
強いて言えば暴落の相場、暴騰の相場を両方経験することができたので、株式市場に場馴れすることができたことくらいですかね。
介入できないものに一喜一憂するのもあれなので、やっぱりFIREは自分に向いていないと再認識しました。
まとめ
今回の記事では
コロナショックから今までの投資成果を振り返る
という内容を書いてみました。
今回ほぼすべての個別株を売り払ったことで精神的にもだいぶすっきりしました。
前回のビットコインの時同様、今回の経験を今後の人生の糧にしていきたいですね。
私が資産形成を始めたきっかけと現在やっていることはこちらの記事にまとめています。