こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
この記事では糖尿病の勉強に役立つ本を紹介します!
今回紹介する本は糖尿病治療ガイド 2018-2019です!
2019年から現在の病院で働いているわけですが、まず困ったのが糖尿病の管理です。
現在働いている病院には代謝内科の常勤医がおらず、自分である程度の血糖管理を行うことが求められます。
今までは代謝内科の先生方に管理をお願いすることが多かったので、正直糖尿病の治療となると1から勉強し直しでした。
そこでTwitterで教科書を聞いてみたところいろいろと教えていただきました。
【ゆる募】
赴任先の病院は代謝内科の先生が常勤でおらず、自分である程度の血糖管理、およびインスリンの導入をせねばならないようです恥ずかしながら今まで代謝内科の先生にお願いすることが多く得意とは言えないので、勉強用(できれば初学者向け)のおすすめの本を教えて下さると嬉しいです!
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年4月4日
たくゆきじ
今回紹介する糖尿病治療ガイド 2018-2019はその際にTwitterで教えていただいた本です。
早速レビューしていきます。
「糖尿病治療ガイド 2018-2019」について
通読してもよいですが辞書としても使うほうが頻度としては多いかもしれません。
【ページ数】
124ページ
【通読にかかる時間】
2-3時間くらいでサラッと読めます。
【おすすめ対象者】
糖尿病の治療に悩む全ての医師
「糖尿病治療ガイド 2018-2019」の書評
②診断
③治療
④食事療法
⑤運動療法
⑥薬物療法
⑦低血糖およびシックデイ
⑧糖尿病合併症とその対策
⑨ライフステージごとの糖尿病
⑩専門医に依頼すべきポイント
どれも勉強になりましたが、この中でも特に勉強になった内容を赤字でお示しします。
②診断
③治療
④食事療法
⑤運動療法
⑥薬物療法
⑦低血糖およびシックデイ
⑧糖尿病合併症とその対策
⑨ライフステージごとの糖尿病
⑩専門医に依頼すべきポイント
具体的に解説します。
診断
代謝内科の先生方以外で糖尿病の診断基準を具体的に言える先生ってそう多くないと思います。
少なくとも私はこの本を読むまで具体的にはわかりませんでした…
この本を読むと以下のことがわかります。
HbA1cのみで糖尿病の診断ができるかどうか
75gOGTTが推奨される状況
などです。
自信を持って答えられないのであれば一度読んでみることをおすすめします。
薬物療法
この本を読んでみてメトホルミンに対するイメージが変わりました。
循環器内科では造影剤を使う検査が多いため正直メトホルミンのことを
と思っていました。
ただこの本を読んでから肥満合併2型糖尿病に第一選択ということを知り、今までの認識を改めました。
今では処方にあたって注意すべき点を意識しつつ、積極的にメトホルミンを処方するようにしています。
ちなみにメトホルミン適正使用に関する参考資料は以下のリンクも参考にしてみてください。
【外部リンク】メトホルミンの適正使用に関するRecommendation
低血糖およびシックデイ
シックデイとは「糖尿病患者が治療中に発熱、下痢、嘔吐や食思不振により食事ができないとき」のことですが、こういう時の対処法ってなかなかわかりませんでした。
この本を読んでからシックデイの時の指導の仕方がわかりました。
シックデイの対応に自信の無い方は読んでみても良いと思います。
まとめ
以上「糖尿病治療ガイド 2018-2019」を読んで参考になった点を紹介しました。
私のように糖尿病の管理に自信の無い方はぜひ一度目を通してみてくださいね。
他にも医学書を色々紹介しています。