こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事ではおすすめの心電図の本を紹介します。
今回の教科書は3秒で心電図を読む本です!
ではご覧ください。
「3秒で心電図を読む本」
【本のタイプ】
通読型の教科書
【ページ数】
168ページ
【通読にかかる時間】
3秒
私は1時間40分でした。
【おすすめ対象者】
●救急である程度心電図は読んだことはあるが自分の読み方に自信は持てない研修医
●心電図の判読の仕事を始める前の循環器内科医
「3秒で心電図を読む本」の書評
Amazonのレビューで評判がいいため前から読もうと思っていた本でした。
3秒で心電図を読む本では12個ある誘導をどういう順番で判読するかについて詳細に解説してあるのが特徴的です。
著者の山下先生が心電図を判読する際の目線の動きを書いてあり、この本を読んだ次の日から心電図判読のときに試したくなると思います。
具体的には心電図の読む手順を3ステップで解説されています。
①第二誘導を左から右に見る
②QRS波を上から下に見る
③患者の症状に合わせてST部分、T波を上から下に見る
これだけ見てもよくわからないと思いますので、ぜひ本書を読んで詳細を確認してみて下さい。
ちなみに私が仕事で心電図を判読する際には「3秒で心電図を読む本」の読み方をベースに判読しています。
![循環器内科 仕事](https://takuyukiji.com/wp-content/uploads/2018/10/38dccd8cf6cfdf8f1dd216416d061a55_s-e1538912070130-300x169.jpg)
またこの本の素晴らしいところは心電図に必要以上の意味を求めようせず
「心電図だけで診断できる疾患、診断できない疾患がある」
と心電図という検査の限界にも触れられているのも大変参考になります。
心電図を読む順番に関して書いてある本はなかなかありませんので、心電図を読む手順を確立するための一冊としての使用をおすすめします。
対象とする読者は以下のとおりです。
●救急である程度心電図を読んだことはあるが自分の読み方に自信が持てない研修医
●心電図の判読の仕事を始める前の循環器内科医
「3秒で心電図を読む本」の注意点
内容は心電図の読む際の考え方(目を通す順番)に特化した内容になっています。
など心電図異常に関する解説はほぼありませんのでご注意下さい。
それらについて調べたいときは辞書型の教科書である「心電図の読み方 パーフェクトマニュアル」で調べましょう。
心電図の読み方パーフェクトマニュアルの書評記事はこちら![心電図の本、教科書](https://takuyukiji.com/wp-content/uploads/2018/07/52cd8d94bce42fb25f925ca7d6151865_s-e1532046954664-300x169.jpg)
「3秒で心電図を読む本」|まとめ
この教科書は心電図の勉強をしようとするのならば誰が読んでもためになります。
値段もそこまで高くなく、2時間程度で読み切ることができます。
2時間で心電図の読み方の基礎が身につくと思えば破格のコスパですので、飲み会を一回我慢してぜひ読んでしまいましょう。
おすすめの医学書はこちらの記事でも紹介しています。
![おすすめの心電図の本、教科書](https://takuyukiji.com/wp-content/uploads/2018/07/8b6c6d598a2faee53d6d4ba9aab612d4-e1531320667963-300x169.jpg)
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