サムネイルの車は、私が学生の頃に乗っていた「マーチ ボレロ」である。
こちらは研修医になるタイミングで手放すことになり、現在の私は中古で買ったインプレッサという車に乗っている。
その後医師になってからの10年間、ひたすらこれに乗り続けている。
ただ前回の車検は通したものの、最近なんだか調子が良くない。
ブレーキを踏むとキィキィ音がしたりするので妻からも心配され、車を買い換えることにした。
そこで今回は私が車を選んだときの思考過程について記録しておこうと思う。
そもそもどういう車のコスパがよいのか
私が現在乗っているインプレッサを10年前に購入した時の値段は、150万円だった。
こちらのインプレッサ、現在の価値は実に43000円である。2年前に車検に出した時、ついでに下取りに出した際の見積もりを取ってみたらこんなもんだった。
つい先日私のインプレッサ(11年落ち 85000km走行)を車検に出した時、ついでにと思って下取りに出した場合の見積もりもサラッと出してもらったところ43,000円でした
8年前に中古で買った時は150万だったので「減価償却」の概念を肌で感じられた気がします(笑)
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) March 28, 2021
「経年劣化により市場価値がなくなってしまったインプレッサの一例」というタイトルで症例報告しても良いかな、と思うくらい価値が落ちてしまった。
学会発表を控えた医学生、研修医は必見! 症例報告のスライドの作り方を解説!この時ふとどのくらい経年劣化で市場価値がなくなってしまったのか、計算してみた。
このツイートをしたのが2年前なので、車を買ってから8年が経過していた。
年間あたりの価値の低下の金額を考えてみると
となる。
つまり1年辺り18万円分くらい価値が落ちていることがわかる。
コスパの良いクルマとは?
この計算をした時、なんとなく思ったことがある。
ということだ。
仮に思いっきり高い2000万円のスポーツカーを買ったとしても、5年後に2000万円で売れるのであれば年間の価値低下は0円でありインプレッサよりコスパよく乗ることができたということになる。
この概念のことをリセールバリューというらしい。
ブレーキを踏むたびにキィキィうるさいインプレッサに乗り続けるのも怖いので、次の車検までにリセールバリューに優れた車を買うことにした。
その後色々と自動車を探してみたところ、奇跡の車に出会うことになる。
奇跡の車
奇跡の車、ランドクルーザープラド。
色々と調べてみると、現実的に手が届く車の中で驚異的なリセールを誇る(らしい)。
国内で人気があるだけではなく、国外でもかなりの需要があるらしく中古でもかなりの金額で売れる(らしい)。
関税の兼ね合いだかなんだか知らないが買ってから4年半後くらいのタイミングで売ると、新車で買ったときの価格を上回る値段で売れることもある(らしい)。
たくゆきじ
ただ調べてみるとたしかに相当な価格で売れている。
せっかく買い替えるのであればちょっといい車に乗りたいという私の欲望も相まって、次の車はランドクルーザープラドを買うことにした。
今までは身の丈にあった生活を送る事を意識してきましたが、年齢を重ね体力の衰えを少しずつ実感すると
「これからの人生で最も若い今こそ、一番お金を有意義に使えるのではないか?」
と最近強く感じるようになったので、来年は自分が欲しいもの・やりたいことに積極的にお金を使いたいと思います
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) December 30, 2021
追伸
ちなみにランドクルーザープラドのリセールで肝になるのはサンルーフらしい。
なんでもオプションでは10万円前後のサンルーフが、リセールのときの評価額では30万円くらい変わるから必ずつけたほうがよいとのこと。特に海外で引き合いが強いらしい。
と興味本位でトヨタの担当営業に話を伺ったところ
えっ…?そういう用途なの…?砂漠で星を見るためとかではなく?カリオストロの城でいうところの次元のような感じで使うってこと?
うーむ…そんな物騒なサンルーフの使い方は聞いたことがなかった…世界は広いなぁ…