こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
私が読んだ本の中からおすすめの実用書・ビジネス書
を紹介します。
たくゆきじ
ではご覧ください。
実用書・ビジネス書などで読むべきおすすめの本
今回紹介する本は以下の通りです。
ではそれぞれご覧ください。
思考の整理学
1983年に出版、1986年に文庫化され実に200万部以上売れているロングセラーです。
40年近く前に書かれた書籍ですが、今読んでも全く色あせておりません。
本書に書かれていることで私が応用している内容は2点あります。
1点目は
ということです。
夜に頑張ってみたものの行き詰まってしまった時
と若干やぶれかぶれな気持ちになって寝てしまうことってありますよね。
ただ朝になったらなぜかスラスラ解決できることもしばしばです。
本書でも
どうも朝の頭の方が、夜の頭よりも、優秀であるらしい。
とされています。
本書を読んでからはTwitterのつぶやきやブログ記事は原案を作ったら一日寝かせ、朝見直してから投稿することにしています。
朝に見直してみると
となることも少なくないですからね。
2つ目が
という考え方です
本書では
思いついたアイディアはどこかにメモして一旦忘れて寝かせること
を推奨しています。
寝かせて時間を置いてから見返してみると、当初はとても良いアイディアに思えたことでも
となることもしばしばありますよね。
逆に時間をかけると発酵して熟すアイディアもあるようです。
本書を読んでからはなんとなくおもしろいことを思いついたらEvernoteにメモして寝かせるという癖がつきました。
その当初はうまく料理できなくても、時間を置いてから見直してみると形にできることもしばしばです。
こんな感じで自分の頭を整理する方法論が詰まっていますので、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまっていたらぜひご覧になってくださいね。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
本書が書かれた背景はズバリ長寿化です。
過去200年間人の平均寿命は伸び続けており今後人生100年時代に突入する可能性があるとのことでした。
今までは80歳程度の平均寿命を前提にして社会制度が成り立っていましたが、平均寿命が100年となると社会制度の多くが現実的に継続が難しくなるだろうと論じられています。
長寿化の影響は社会制度だけではなく、自分自身のライフプランにも影響を及ぼします。
今までは〈教育〉→〈仕事〉→〈引退〉というライフプランが王道でしたが、寿命が伸びると根本から見直さなければならないとされています。
例えば金銭面。
平均で100年生きる社会の場合、65歳で引退する場合は35年分の貯蓄が必要とされます。
今後少子高齢化が進みおそらく年金も期待できない状態となるでしょう。
そうなった場合金銭面を支えるには仕事のフェーズを長くする、つまり想定より長めに働くのが一つの方法となります。65歳で引退せず、80歳まで働けば良いわけです。
ただ学生時代に培った知識だけでは変化の早い時代についていけません。
時代についていくために自己教育が必要となります。
そのため本書ではどこかで自分の仕事を一旦中断し、自己教育(リ・クリエーション)を取る時間も必要だと述べています。
と感じました。
このように本書は人生計画を見直す上でいろいろと示唆を与えてくれる本となっていますのでぜひ一度読んでみてくださいね。
成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方
彼らは運命を変えた瞬間のことを振り返り、「あの瞬間がすべての始まりだった」と言う。誰にでも訪れるこの瞬間を、私は「クリック・モーメント」と名づけた。
例えば成功している方のインタビュー記事などを読んでいると
と思ってしまうことってありますよね。
この人は未来を完全に予測できる超人なんだと…
ただ実際には未来を予測することは不可能で成功はランダムに訪れるというのが本書の主張です。
チェスやテニスなどルール変更がほぼない分野ならば努力量が成果に繋がりやすいですが、ルール変更が頻繁に起こる分野ではランダム性(偶然のひらめきや予期せぬ出会い)が大きく影響してくるとのこと。
我々の周囲を見渡してみると、スポーツのようにルールがガッチリ固まっているもののほうが少ないですよね。
そのため本書では成功には偶然が大きく影響するという事実を受け入れた上で、このランダム性をいかにすれば味方につけられるかという方法論が解説されています。
具体的には
①偶然の機会、ランダム性を日常生活に取り入れる(自分の専門分野以外のことに興味を持つ)
②なんでもいいからとにかく行動して試行回数を増やす
③偶然チャンスが舞い込んできた時にリソースを集中させてチャンスを掴む
という手順が良いとされています。
私自身の話をするとブログのお問い合わせフォームから連絡をいただき、m3.comというサイトで週刊連載をもたせていただくことになったことがあります。
ブログを開設した当初は連載なんて想像もしていませんでしたが、ひょんなことからブログが連載に繋がったのです。
これは私のクリックモーメントの一つだと思っています。
そのためとりあえず色々なことに首を突っ込んでみて試行回数を増やし、偶然訪れたチャンスをものにするという本書の考え方は実践的だなぁと自分の体験を通して感じました。
誰でもなにかしらの気付きを得られる本だと思いますのでぜひ読んでみて下さいね。
僕は君たちに武器を配りたい
本書は
自分の価値を資本主義の中でいかにして高めていくか
について解説された本です。
言われたとおり努力するだけでは収入は正比例で上がらないため、他と差別化する必要があるとのことでした。
資本主義で稼ぐことができるのは次の6タイプと解説されています。
①エキスパート
②トレーダー
③マーケター
④イノベーター
⑤リーダー
⑥投資家
この6つの中で今後生き残っていくのが厳しくなるのはエキスパートとトレーダー。
他の4つの考え方を身につければ生き残りやすくなるだろうとのことでした。
6つの特徴について詳しく本書で解説されていますのでぜひご覧ください。
本書で印象的なのは以下のフレーズでした。
まず、自分が興味のある産業で就職してみる。そうして経験と知識を蓄えてから、いずれその会社を叩き潰す会社を作れば良いのである。
少し過激な表現だとは思いますが、たしかに業界の内部事情を知らなければどこがウィークポイントでどこが解決したい課題なのかがわからないですからね。
医学関係のビジネスも医師が起業しているケースが有るのは偶然ではないのだろうな、と本書を読んでみて実感しました。
資本主義で勝ち抜くための「武器」を手に入れたい方はぜひどうぞ。
人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点
誰でも一度は脳裏をよぎることがある問いだと思います。
この問いに対して本書ではカール・マルクスの「資本論」をベースに解説がされていきます。
本書において労働力と給料については
と定義されています。
私が好きなサウザーラジオでも繰り返し解説されている内容です。
本書によると「給料を上げる」ということは「労働力を高く売る」ということと等しいです。
そこで本書ではこの貴重な労働力を高く売るためには何を意識すれば良いのかについて解説されていきます。
具体的には自分自身の「価値」を高めるのが重要です。
新しい知識やスキル、能力を身につけて自分の価値を高める必要があります。
ただ闇雲に価値を身につけるだけでは足りず、労働力を買う側にとっても身につけた価値が有用であることが重要です。
本書において労働力を買う側にとって有用であることは価値ではなく「使用価値」と定義されていました。
例えばペルシャ語を話せること自体には間違いなく価値があるものの、労働力を買う側にとって価値(使用価値)があるかと言うとそうとは言い切れないですよね。
ペルシャに行く企業でなければその真価を発揮する機会は少ないわけですから。
そのため自分の価値を高める努力のベクトルを労働力を買う側の使用価値に寄せていくのが給料を上げるためには重要とのことでした。
自らの働き方や努力のベクトルを振り返る上でとても面白かったです。
ぜひご一読を。
実用書・ビジネス書などで読むべきおすすめの本|まとめ
本記事では読むべきおすすめのビジネス書・実用書を紹介しました。
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