こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
についてまとめました。
私は2020年度の日本循環器学会の専門医試験を受験予定でしたが、残念ながらコロナ禍の影響で2020年の試験は中止になってしまいました。
たくゆきじ
それでも書類審査には合格できたので、来年はレポート無しで試験に臨むことができます。
今回循環器専門医試験の申請のために必要だった書類は以下のとおりです。
①循環器専門医資格認定審査申請書
②診療実績表
③所属履歴
④研修(研修関連)施設在籍証明書
⑤循環器専門医研修カリキュラム達成度評価表
⑥基本領域の資格証書のコピー
⑦「AHA ACLSプロバイダー」等の指定の資格のコピー
そこで今回の記事では申請した際に必要だった書類を記事にしてまとめてみました。
ではご覧ください。
この記事の目次
循環器専門医試験の受験資格を確認
申請書類を準備する前に循環器専門医の受験資格があるかどうか確認しておきましょう。
公式ホームページによると以下の5項を充足していることが受験資格として挙げられています。
1)日本国の医師免許証を有し、医師としての人格及び見識を備えていること。
2)受験年度の4月1日現在、認定内科医/総合内科専門医/外科学会認定登録医/外科専門医/小児科専門医、いずれかの資格を取得していること。
3)本学会正会員であり、通算して3年以上の正会員歴を有すること(※1)。
4)医師免許取得後、専門医試験日前日をもって満6年以上の臨床研修歴を有すること(※2)。6年のうち3年以上は本学会指定の研修施設または研修関連施設で研修していること(※3)。2004年度(平成16年度)以降に医師免許を取得したものは、基本領域資格取得年度の4月から、専門医試験日前日をもって満3年以上本学会指定の研修施設または研修関連施設で研修していること(※3、※4)。
5)「AHA ACLSプロバイダーコース」「AHA ACLS-EPコース」「AHA ACLSインストラク ターコース」「AHA ACLS-EPインストラクターコース」のいずれかを受講し、受験年度の4月1日現在有効な認定を受けていること。また小児科系に限り「AHA PALSプロバイダーコース」「AHA PALSインストラクターコース」も同等資格として認める。
※ACLS等コース中止に伴う措置として「受験年度の4月1日現在有効な認定を受けていること」を「受験年度の10月31日現在有効な認定を受けていること」といたします。なお、申請の際、ACLS等の認定期間の登録は仮でご入力下さい。
それぞれきちんと確認することが必要です。
受験資格①の医師としての人格及び見識を備えているかどうかもちゃんと自分の心に問いかけておきましょうね。
循環器専門医試験の申請書類
循環器専門医試験を受験するために必要な書類は以下のとおりです。
①循環器専門医資格認定審査申請書
②診療実績表
③所属履歴
④研修(研修関連)施設在籍証明書
⑤循環器専門医研修カリキュラム達成度評価表
⑥基本領域の資格証書のコピー
⑦「AHA ACLSプロバイダー」等の指定の資格のコピー
それぞれ見ていきましょう。
循環器専門医資格認定審査申請書
こちらは循環器学会のポータルサイトに必要項目を入力すると、テンプレートのダウンロードが可能となります。
こちらの手順は「申請書作成の手引き」というページで詳しく説明されています。
診療実績表
診療実績表を作成する際にはExcelのテンプレートに入力します。
ダウンロードしたExcelファイルを開くと以下の形式のExcelが開かれます。
この中の「入力画面」というところから診療実績表の入力を行います。
循環器専門医試験では計30例の入力が必要となります。内訳は以下のとおりです。
①20例:経験した病院名・病名・年齢・性別・受け持ち期間・入院期間の記載のみ
②7例:①に加え病歴要約(レポート)が必要
③3例:①に加え病歴要約と手術所見か剖検報告書のいずれかが必要
レポートの見本はこちらのリンクから確認できますのでご覧ください。
この30症例の中には原則として10疾患(心不全・虚血性心疾患・感染性心内膜炎・先天性心血管疾患・不整脈・弁膜疾患・肺性心疾患・血圧異常・心筋疾患・大動脈疾患)を含む必要があります。
この中で先天性心血管疾患や感染性心内膜炎の症例は足りなくなりがちなので、診療に携わる機会があった場合にはIDなどを控えておくと良いと思います。
なおこれらの10疾患を全てレポートにしなければならないわけではありません。リストに入っていればレポートにしたかどうかまでは問われないようです。
専門医試験 よくある質問にも書いてありますのでご確認ください。
Excelへの入力は全て「入力画面」のタブから行います。
例えば診療実績表Aの入力を行う場合は、必要項目を入力すると診療実績表Aというタブに自然と出力される設定になっています。
所属履歴
所属履歴も診療実績表を作成する際に使用したExcelから作成します。

今まで勤務した病院を入力しましょう。
研修(研修関連)施設在籍証明書
研修施設在籍証明書も同様にExcelから出力します。
「入力画面」に必要項目を入力したら「在籍証明書発行」というタブから印刷しましょう。
こちらは所属施設の院長や教授等のサインが必要となるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
循環器専門医研修カリキュラム達成度評価表
循環器専門医研修カリキュラム達成度評価表はこちらのページからダウンロードできます。
この循環器専門医研修カリキュラム達成度評価表にも指導責任者の署名と捺印が必要になるので、在籍証明書同様に余裕を持って準備しておきましょう。
基本領域の資格証書のコピー
基本領域の資格証書のコピーも必要です。
循環器専門医試験で必要とされる基本領域資格は以下のとおりです。
私は認定内科医の資格で申し込みました。
ちなみにこういう資格証書は今後も使う可能性が高いため、スキャンしておいていつでも使えるようにしておくのがおすすめです。

「AHA ACLSプロバイダー」等の指定の資格のコピー
受験資格にもあるAHA関係の書類も必要です。
「AHA ACLSプロバイダーコース」「AHA ACLS-EPコース」「AHA ACLSインストラク ターコース」「AHA ACLS-EPインストラクターコース」のいずれかを受講し、受験年度の4月1日現在有効な認定を受けていること。また小児科系に限り「AHA PALSプロバイダーコース」「AHA PALSインストラクターコース」も同等資格として認める。
※ACLS等コース中止に伴う措置として「受験年度の4月1日現在有効な認定を受けていること」を「受験年度の10月31日現在有効な認定を受けていること」といたします。なお、申請の際、ACLS等の認定期間の登録は仮でご入力下さい。
私はAHA ACLSプロバイダーコースで申請しました。
こちらもスキャンしておきましょう。

書類の準備ができたら
こちらの書類の準備ができたらあとは申請するだけです。
①循環器専門医資格認定審査申請書
②診療実績表
③所属履歴
④研修(研修関連)施設在籍証明書
⑤循環器専門医研修カリキュラム達成度評価表
⑥基本領域の資格証書のコピー
⑦「AHA ACLSプロバイダー」等の指定の資格のコピー
「PDF化してアップロードしなければならない書類」と「実際に封筒に入れて事務局に郵送しなければならない書類」がありますのでご注意ください。
実際の申請の手順に関してはこちらのページの「申請書作成の手引き」を確認しておいてくださいね。
診療実績表のPDF化の見本も同様に確認できますので、しっかり見ておくことをおすすめします。
循環器専門医試験の申請書類|まとめ
以上循環器専門医試験の申請のために必要な書類についてまとめてみました。
2020年は残念ながら試験はありませんでしたが、2021年に向けて適宜準備を進めていきたいと思います。
わからないところは「よくある質問」に書いてある場合もあるのでぜひご確認ください。




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