こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
この記事では感染症・抗菌薬の勉強に役立つ本を紹介します!
今回紹介する本は感染症プラチナマニュアルです!
ではご覧ください。
「感染症プラチナマニュアル」について
【本のタイプ】
一部通読しその後は辞書として使うのがおすすめです。
【ページ数】
448ページ
【おすすめの使い方】
机の上に置いてその都度調べるもよし。持ち歩くもよし。
「感染症プラチナマニュアル」の書評
感染症プラチナマニュアルの大きな構成は以下のとおりです。
①感染症診療の8大原則
②感染症治療薬の解説
③微生物からのアプローチ
④病態・臓器別のアプローチ
まずは感染症診療の8大原則という感染症診療の総論的な解説があります。
こちらは以前紹介したレジデントのための感染症診療マニュアルの「感染症診療の基本原則」という総論の解説をかなりコンパクトにした内容といった印象です。
この8大原則に関する解説は4ページと大変コンパクトですのでとても読みやすいです。
他の項目に関しては以下のようになっています。
①感染症治療薬の解説
⇨抗菌薬、抗結核薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、原虫・寄生虫薬に関する解説が網羅的に記載されています。
②微生物の解説
⇨細菌、原虫、寄生虫、真菌、ウイルス、人畜共通感染症に関する解説が体系的に解説されています。
③病態・臓器別の解説
⇨耳鼻科領域感染症、市中肺炎、誤嚥性肺炎、尿路感染といったようにそれぞれの感染症別に記載されています。
この3つはどれも大変わかりやすいのですが、その中でも特に助かるのは病態・臓器別の解説です。
実臨床で最も悩むポイントは
という点ですよね。
そのため現場の需要が最もあるのは臓器別、感染症別の感染症の解説だと思うのですが臓器別の解説が書いてある本って意外と少ないんです。
その点感染症プラチナマニュアルの臓器別の感染症の解説は大変わかりやすく、すぐに臨床の現場に応用できます。
また使用する薬剤も各感染症ごとに
のように大変具体的に書いてあるのもありがたいです。
また巻末には付録として主な感染症の抗菌薬投与期間も書いてあり、何日間を目安に抗菌薬を使用するかある程度目安となる日数が記載してあるのも嬉しいところ。
かゆいところに手が届く本となっていますよ。
「感染症プラチナマニュアル」のおすすめの使い方
感染症プラチナマニュアルはとても汎用性の高い本で、どなたにでもおすすめできる内容です。
普通に勉強するために通読しても良いですし、臨床の現場でわからないときに調べる辞書としての使っても良いと思います。
この本はそこまで大きく有りませんので、常に携帯することも可能です。
ちなみにiphone7との大きさの比較は下の画像のとおりです。
ただ448ページと厚いため胸ポケットに入れるのには適しておらず、持ち歩くなら白衣の腰ポケット入れて持ち歩く感じですかね。
ちなみに持ち歩かないのであれば内容は同じでもA5と本自体が大きくて読みやすい感染症プラチナマニュアル Grandeもおすすめです。
感染症プラチナマニュアルを動画で勉強できるコンテンツ
実は感染症プラチナマニュアルをベースにした番組がケアネットTVで配信されています。
その動画は「Dr.岡の感染症プラチナレクチャー」という番組です。
この本を執筆された岡秀昭先生が実際に動画で講義をされており、現在市中感染症と医療関連感染症の2つの番組がケアネットで配信されています。
動画ではポイントを絞ってわかりやすく解説されていますので、感染症に苦手意識を持っている先生はぜひご覧ください。
なおDr.岡の感染症プラチナレクチャーなどケアネットの配信番組の中でもおすすめできる番組をこちらの記事で紹介しました。
まとめ
以上「感染症プラチナマニュアル」を紹介しました。
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