こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
マイクロチューブにラベルを張って簡単に管理する方法
を紹介します。
大学院に入り基礎実験を日常的に行うようになってからマイクロチューブ(エッペン)を多用するようになりました。
エッペンとはこういうものです。
今日はエッぺンの蓋に実験で使うタンパクの名前を書き続けていたら1日が終わってしまった気がします#今週もお疲れ様でした pic.twitter.com/JbMxCPb9Ig
— 内科医たくゆきじ@大学院 (@takuyukiji) June 26, 2020
これを使う際は他の検体と区別するために、このように蓋にタンパクなどの名前を書いて使用します。
ただこれが割と大変なんですよね…
日によっては100個近く使用する日もありますから。
そんなこんなでふと
たくゆきじ
とTwitterでつぶやいたところ、仲良くさせていただいている先生からエッペンに名前を貼るシールがあることを教えていただきました。
さらにExcelと組み合わせることでエッペンに書くべき文字が自動でシールに印刷されるため、いちいち書く手間が省けるとのこと。
このように印刷されたシールをあとはエッペンに貼るだけです。
実際に使ってみたところとても重宝しているので、今回の記事ではエッペン用のシールとその使い方について紹介していきたいと思います。
【公式サイト】
LABOラベとは
まずLABOラベの特徴について簡単に解説します。
LABOラベとは
のことです。
やってみるとわかりますが、エッペンにマジックで名前を書く作業は本当にめんどくさいです。
時折集中力がかけて書き間違えてしまうこともしばしば。
ただこのシールがあれば後々でも読みづらくなることはありませんので、管理がとても楽になりますよ。
個人的にこのシールの存在を知ったときは
と感心してしまいました。
LABOラベの使い方
このツールを使う時に必要なものは以下の2つです。
印刷用のシール
印刷用のエクセルファイル
この2つがあれば簡単に利用できます。
印刷用のシールはAmazonで簡単に買うことができますよ。
なおエクセルは3列分の情報が入ったファイルを準備することをおすすめします。
ちなみに私のエクセルのテンプレートは以下のとおりです。
1列目 → 日付(西暦)
2列目 → 検体名(DNA、RNAなどの情報も含む)
3列目 → 実験の刺激等(control等)
この2つを準備したら、公式サイトから「KOKUYO 合わせ名人」というソフトをダウンロードします。
【公式サイト】
ダウンロード後はシールをプリンターにセットし、印刷の準備を進めましょう。
合わせ名人を立ち上げたら新規作成をクリックします。
その後LABOラベを選択します。
用紙は購入した用紙を選択します。本記事で紹介した用紙は一番上の用紙となります。
その後シールのデザインを選択します。
個人的には色をつけたほうが直感的にわかりやすくなるので、色を付けることをおすすめします。
また文字行も選択できます。こちらは準備したExcelによりますが、3行にしたほうがよいでしょう。
その後Excelのファイルの情報を入力するために「差し込みをON」→「表データの読み込み」をクリックしてExcelを開いて下さい。
あとはドラッグ&ドロップでデータを入力します。
全ての情報の入力が終了した後は印刷画面を選択して印刷して終了です。
LABOラベを使うときのコツ
このシーツを何度か使ってみて、2つほどコツがあるなと思ったのでご紹介します。
①色で分けるとわかりやすい
②Excelファイルに日付はいれること
色で分けるとわかりやすい
シールのデザインを選択する時に色を付けることができます。
色をつけたほうが直感的に使えるようになるので、使う際は色を付けることをおすすめします。
Excelファイルに日付をいれること
シールにはExcelのデータを3列入力できますが、その中に日付は絶対にいれたほうがよいです。
実験をノートなどで振り返る際には
のように振り返ることが多いですよね。
そのため後々その検体を再度使うときには日付を入れておくとわかりやすくなります。
LABOラベを使うときの注意点
このシールを使う際には注意点が一つあります。
それは
使用できるプリンターがレーザープリンターであることを事前に確認しておくこと
です。
私もこのシールを買うまで知らなかったのですが、プリンターには
レーザープリンター
インクジェット
の二種類があるそうです。
そしてこのシールが対応しているプリンターはレーザープリンターとのことでした。
なんでもAmazonのレビューによると、対応していないプリンターで印刷した場合は指でこすると文字もこすれてしまうとのこと。
そのためこのシールを使おうと思った場合は、使用するプリンターがレーザープリンターなのかどうかあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
まとめ
今回の記事では「LABOラベ」というエッペン用のシールを紹介しました。
このシールの存在を知った時は
と思い適宜活用しています。
とても便利なアイテムですので、基礎実験に携わっている方はぜひ一度使ってみてくださいね。
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