こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
今回の記事では
をまとめました。
研修医になったばかりの頃はどういうことを知っておくとよいのかがイメージできないと思います。
私も今でこそある程度わかるのですが、研修医の頃はどうすればいいのかわかりませんでした。
そこで今回の記事では研修医だった頃の私に教える気持ちで
たくゆきじ
ということを7つ紹介します。
カルテの書き方のコツを知っておく
勉強する内容に優先順位をつける
ノートパソコンを買う
書類はスキャナーでPDF化して管理する
病棟でわからないことを調べるときはアプリとノートを併用する
読まない医学書は捨てずに売る
医師賠償責任保険には必ず入っておく
ぜひご覧ください。
研修医になったら知っておくと便利なこと
もし医局の机から青いネコ型ロボットが出てきてタイムマシンで研修医の頃に戻れるなら、この7つのTipsはとりあえず持っていきます。
カルテの書き方のコツを知っておく
勉強する内容に優先順位をつける
ノートパソコンを買う
書類はスキャナーでPDF化して管理する
病棟でわからないことを調べるときはアプリとノートを併用する
読まない医学書は捨てずに売る
医師賠償責任保険には必ず入っておく
それぞれご覧ください。
カルテの書き方のコツを知っておく
研修医になったらカルテの書き方は知っておいたほうが良いです。
カルテを書く際のコツは
という方法がおすすめです。
例えば救急外来で問診するときをイメージしてみましょう。
外来で問診した内容をその都度カルテに書いていくと、必要な項目が抜けてしまう時が必ず出てくると思います。
そのため最初はカルテのテンプレートを自作しておいて、その後必要ない項目を消すのがおすすめです。
参考までに私が救急外来で立ち上げているテンプレートを紹介します。
【主訴】
【現病歴】
【アレルギー歴】
【既往歴】
【内服薬(かかりつけ医は)】
【平素のADL】
【同居家族】
【妊娠の可能性(最終月経)】
【所見】
最初にこのようなテンプレートを立ち上げてから問診すると必要項目をもれなく聞くことができます。
ぜひ試してみてください。
この救急外来用のテンプレートはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

カルテの書き方をしっかり勉強したい方はこちらの書籍もおすすめです。

勉強する内容に優先順位をつける
研修医になったら勉強しなければならない内容はとても多いです。
ただ勉強しなければならない内容が多すぎると、何から手を付けていいのかわからなくなってしまいますよね。
そのためまずは勉強すべき内容の優先順位を知っておきましょう。
優先的に身につけるべき分野は以下の5分野です。
輸液・電解質異常
血液ガス
感染症・抗菌薬
心電図
統計
なぜこの5つの優先度が高いかというと
というのがその理由です。
極端なことをいうと「PCIで使うステントの名前」は循環器内科でしか使いません。
さらにステントは3年くらいで新作が出るので、知識の賞味期限も短いです。
一方輸液や血液ガス、抗菌薬などの知識はどの科に行っても役立ちますし、一度身につけると医師人生でずっと使える知識です。
そのためこの5分野は優先的に勉強しておきましょう。

医学書を割引価格で安く買いたい方はこちらの記事もご覧ください。

ノートパソコンを買う
研修医になるとパソコンを必要とする機会が学生の頃と比べて格段に増えます。
学会発表用スライドの作成
発表データの解析
レポート作成
抄読会の資料作成
書類の管理
これらの業務はスマホやタブレットではできないことも多く、パソコンはどうしても必要となります。
ちなみに新しく買う場合はデスクトップかノートパソコンかで迷うかもしれませんが、1台目なら必ずノートパソコンにしておきましょう。
デスクトップよりノートパソコンをおすすめする理由は
というのが最大の理由です。
医師として働き始めると学会やバイト、講演会などで出張の機会が思った以上に多いことにだんだんと気付いてきます。
デスクトップだと出張中に仕事ができませんが、ノートパソコンだとどこでも仕事ができます。
移動時間でレポートを書くこともできますし、学会発表のスライドを発表直前に手直しすることも可能です。

ノートパソコンをデスクトップ化する方法もありますので、時間をうまく使うためにも最初の1台はノートパソコンにしておきましょう。
ちなみに私は「Let’s note」というノートパソコンを使っています。
とても性能の良いノートパソコンですので
と悩んでいる先生にはとてもおすすめです。

書類はスキャナーでPDF化して管理する
働き始めると書類が山のように増えます。
うまく断捨離できる先生なら良いのですが、捨てられないと机や本棚に書類がすぐ山積みになってしまうんですね。
そんな断捨離できない先生におすすめしたいのが
という方法です。
書類をスキャンすると電子データとしてデータが残るため書類をさっと処分できるというわけです。
おすすめのスキャナーを1つだけ挙げるならば私はScanSnap iX1500を強く勧めます。
ScanSnap iX1500の最大の特徴はスキャンのスピードの早さです。
まるでコピー機のような勢いでガンガンスキャンされていくので、書類のPDF化がとてもはかどるんですよね。
ちょっと値段は張りますが、書類を整理して業務の効率化のためには悪くない投資だと思います。
ScanSnap iX1500の特徴やスキャナーで電子化すると便利な書類に関してはこちらの記事に詳しくまとめました。

病棟で調べものをする時はアプリとノートを併用する
病棟で何かわからないことがあった時どうしますか?
医師の仕事は健康に直結する仕事なので、知識が曖昧なまま進めていくのはよくありません。
その場で調べられる手段を準備しておきましょう。
どちらかだけに頼るよりも併用することで効率よく業務を進められるようにしておきましょう。
研修医用のノートの作り方も紹介していますのでぜひ参考になさってください。


臨床現場で役立つおすすめのアプリはM2Plus Launcherです。
M2Plus Launcherとは
なんですね。
このアプリのおかげで診療中わからないことがあってもその場ですぐに調べることができます。
M2plusの詳しい使い方はこちらの記事をどうぞ。

医学書をお得に処分する方法を知っておく
転勤や引っ越しをきっかけにもう読まない医学書を処分することもあるかと思います。

本を処分する際にただ捨てるのはもったいないです。
というのも医学書には常に一定の需要があり売ることができるからです。
私が医学書を売る際は
メルカリ
専門書アカデミー(専門書の買取り業者)
の2つを使い分けて売ることにしています。
この使い分けに関してはこちらの記事をぜひご覧ください。

医師賠償責任保険には必ず入っておく
というのも研修医はまだ知識や技術の習得過程であるため、ミスが出やすい状態だからです。
と思うような事も経験の浅い研修医では起こりえます。
病院の保険で守ってくれることもありますが、守ってくれない病院もあるかもしれません。
安心して研修をするためにも、万が一に備えて絶対に医師賠償責任保険には入っておきましょう。
おすすめの医師賠償責任保険に関してはこちらの記事でまとめています。

研修医になったら知っておくと便利なこと|まとめ
研修医になったら知っておくと便利なことを紹介しました。
カルテの書き方のコツを知っておく
勉強する内容に優先順位をつける
ノートパソコンを買う
書類はスキャナーでPDF化して管理する
病棟でわからないことを調べるときはアプリとノートを併用する
読まない医学書は捨てずに売る
医師賠償責任保険には必ず入っておく
この記事を読んでくださった先生の参考になれば幸いです。
こちらの記事もぜひご覧ください。



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