こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
日本循環器学会学術集会2019(JCS2019)が開催されました。
2019/3/29-31の3日間の日程で行われ、私は2日間(3/30.31)参加してきたため体験談をレポートします。
とりあえず感想としては
たくゆきじ
の一言でした。
日本循環器学会2019
私はJCS2019にポスター発表のために参加することになっていました。
普段であれば発表当日に学会会場に行き発表したらそそくさと帰ることが多いのですが、今回の学会はいつもと少し趣がちがいました。
今回のJCS2019では
日本の医学系の学会で初めてTwitterで学会のスライドや学びを共有する試み
がなされることになっていたからです。
【大動脈弁手術の最前線】
倉敷中央病院 心臓血管外科 小宮先生の講義を拝聴いたしました僧帽弁逸脱のイメージはわくのですが、大動脈弁逸脱のイメージは今までなかなかわかなかったので大変参考になりました
事前のエコー評価が本当に大事ですね!#19JCS@JCIRC_IPR pic.twitter.com/OsJtne3Qet
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年6月30日
このように許諾をいただいたスライドを撮影して要約してtweetすることで、目当てのセミナーの要点をTwitter上で学んだり議論することができます。
また今回はハッシュタグも決まっており、Twitterでハッシュタグ「#19JCS」で検索するとJCS2019関連のtweetを検索することもできるという大変斬新な試みでした。
⇨Twitterのハッシュタグの使い方はこちらを参考にしてみてください。
ただ今年は許諾の関係で日本循環器学会の情報広報部会委員、および情報広報部会サポーターのみスライドを撮影できるということになっていました。
そんな中実は私はtwitterを通じてお声がけいただいており、今回の日本循環器学会に情報広報部会サポーターとして参加させていただくこととなっていました。
学会初日(3/30)
まず3/30の午前中に地元から学会会場の横浜に向かいました。
学会に向かう新幹線の中で最初に私が思ったことは
ということでした。
スライドの撮影はサポーター以外は原則禁止なので、会場内で撮影するためには腕章を腕に巻く必要がありました。
ただこの腕章は受付でもらうのですが、私はtwitterで匿名アカウントのためどうやって受付で自分をたくゆきじとして認識してもらえるか悩ましいところでした。
日循に向かう新幹線に乗り込みました
実は私も今回の日循の情報広報部会サポーターになっていて、受付で腕章をもらう手筈になってます
ただ今ふと思ったのが受付でなんと申し出ればいいんだろうか…
「私は「内科医たくゆきじ」というものなんですけど…」
って言うしかないんですかね…?#19JCS pic.twitter.com/iUmoSAaT5u— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年3月30日
と思いながら会場に向かいました。
会場についてから
会場についたらまず学会への参加受付を済ませました。
参加受付と腕章をもらう受付カウンターが違う場所だったので、次に腕章をもらいにもう一つのカウンターに向かいました。
カウンターでどう切り出すか悩んだのですが、いきなり初対面の受付の人に
と聞くのが恥ずかしくてしょうがなかったので
とふんわり聞いてみることにしました。
すると特に突っ込まれることなく受付の方から腕章をいただくことができました。
と少しホッとしました。
その日は会場内をブラブラしたり、AHAで知り合った水野先生とお話ししたりと大変楽しい時間を過ごすことができました。
ごちそうさまでした#飯テロ#19JCS pic.twitter.com/QSZU9SOMGj
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年3月30日
ぶらぶら会場内を回ってます
結構色々な企業ブースがあって面白いですね#19JCS pic.twitter.com/eRG2KzG9q9— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年3月30日
この日は夜に用事があったので、早めに会場から退散しました。
ちなみに夜は美味しい焼き肉を食べていました。
3/31の内容
この日は午前7時30分から聞きたいセミナーがあったので、午前7時15分に会場入りしました。
おはようございます。
今日は朝一から学会会場に来ました
まだ朝早いのにかなり人多いですね…!#19JCS pic.twitter.com/TY6LmbHujh— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年3月30日
とか思ってましたがそんなことはなく、7時半の開始時点では9割近く席が埋まっており参加者の熱量を実感しました。
私が今回聞いた朝の講義は「ネットワークメタアナリシス」と「大動脈弁治療の最前線」という講義です。
どちらもその分野のエキスパートの先生が演者だったので大変わかりやすく勉強になる内容でした。
これらセミナーのスライドを撮影し、可能な限り要約してtweetしてみました。
【ネットワークメタアナリシス】
メタアナリシスでさえ正直理解できてないのでネットワークメタアナリシスとか
「???」
レベルでしたが、セミナーでなんとなく概要をつかむことができました!●直接比較と間接比較
●Consistencyが大事この2つが肝のようです!#19JCS @JCIRC_IPR pic.twitter.com/GlgJ80PZcm
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年3月30日
【大動脈弁手術の最前線】
名古屋第一赤十字病院 心臓血管外科 伊藤先生よりMICS AVRって聞いたことはありますけどアプローチ部位とか実際の術野を見せていただき勉強になりました!
というかもはや内視鏡下でもAVRを行うこともあるんですね…(驚)
まだまだ学ぶことは多い…#19JCS @JCIRC_IPR pic.twitter.com/pkxBMATN1K— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年6月30日
少しtwitter上で反応もいただけたので少しホッとしました。
今回演題を要約してtweetする過程で2つメリットが有ると感じています。
①内容を要約する前提で聴講するため頭に残る
②備忘録として使える
以下詳しく考えてみます。
内容を要約する前提で聴講するため頭に残る
ちょっと恥ずかしい話ですが、私は学会にいってセミナーを聞いていても正直漫然と聞くことが多いです。
そのためせっかく聞いたセミナーの内容が頭に残らないこともよくあります。
ただ今回は要約する前提で話を聞いているため、聞き漏らさないようにかなり集中して話を聞いていました。
またセミナーの内容を要約する過程でもかなり頭を使うので、以前の学会で聞いたセミナーよりも今回のセミナーはかなり頭に残った気がします。
お恥ずかしい話今までの学会では漫然とセミナーを聞いていることが多かったのですが、Twitterで共有する前提で聞くとかなり頭に入りますね!#19JCS@JCIRC_IPR
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年3月30日
備忘録として使える
私は学会のセミナーで話を聞いているときにメモをとることがあります。
ただ殴り書きで書くことが多く、字が汚くて後々読む気にならずそのまま捨てることもよくあります。
ただtwitterの場合電子媒体なので後々に振り返る場合も簡単に振り返ることができ、備忘録やメモとしてもかなり役立つと感じました。
これらの目当てのセミナーを聞き終わった後はtwitterで仲良くさせていただいている先生と、マクドナルドでお話でき楽しい時間を過ごすことができました。
ランチョンセミナー前に力をつけてきました#飯テロ#19JCS pic.twitter.com/n4jgSkNY6s
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年6月30日
そして午後は会場内を色々回った後に自分のポスターの発表を行い、帰宅という流れになりました。
発表も終わりましたし帰ります
すごく楽しかったです!
お疲れ様でした〜#19JCS@JCIRC_IPR pic.twitter.com/Um891a2Wm6— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2019年6月30日
まとめ
以上がこの2日間の簡単なまとめとなります。
今まで参加した学会の中で1.2を争うくらい刺激的で面白い学会でした。
次の日本循環器学会も可能な限り参加したいと思います。
学会関係の記事はこちらです。