こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
こちらの記事で7つの習慣という本を紹介しました。
【読書】実際に読んでおすすめする自己啓発本をまとめて紹介しました。この記事の中で「最優先事項を優先する」という習慣はあらゆることに応用がきくと紹介しました。
そこで今回はこの習慣を実際の医療現場に応用させた例を紹介します。
具体的には以下の3つです。
①カルテのテンプレートや単語登録を行うこと
②指示簿にしっかり指示を入れること
③スタッフの名前を出来る限り覚えること
これらはいずれも緊急性こそ低いものの重要なことばかりです。
この3つの行動で緊急度の高い領域をどう予防できるか具体的に考えてみたいと思います。
ではご覧ください。
「7つの習慣」の医療現場への応用例
では以下の3つを具体的に医療現場に落とし込んでみます。
①カルテのテンプレートや単語登録を行うこと
②指示簿にしっかり指示を入れること
③スタッフの名前を出来る限り覚えること
①カルテのテンプレートや単語登録を行うこと
カルテのテンプレートを作ったり単語登録をすることは急を要することではありません。
ただこれらの工夫の有無で仕事の効率はだいぶ変わってきます。
紹介状や問診内容はある程度パターン化できるため、時間があるときにテンプレートを作っておくと後々とても重宝します。
また単語登録もとても効果的です。
単語登録を済ませておくと普通よりも早くカルテが書き終わりますね。
テンプレートの作成や単語登録に緊急性はありませんが、後々の仕事の効率を格段に上げてくれる活動だと思います。
②指示簿にしっかり指示を入れること
こちらに関しては自分自身を例に上げて紹介します。
白状しますと私は研修医が明けた3-4年目の頃は指示の入力が抜けることが多かったです。
と思うこともたまにあり、指示を入力してないときが度々あったのです。
ただ看護師の立場に立つと内容が意図と食い違わないようにするために一応確認の電話をしなければならないんですよね。
そして電話を受けた私は
と若干イライラするという大変良くない状態でした。
その後指示抜けが悪いことに気付いてからおおいに反省し、指示簿への入力を徹底するようになりました。
その結果病棟からの指示の確認の電話の頻度が激減し、電話対応のストレスがだいぶ減りました。
きちんと指示を入力することで私も病棟スタッフも指示関係ではお互いにストレスなく働くことができたのです。
指示出しには緊急性があまりないのでついつい怠りがちですが、きちんと指示を出すことで医師と病棟スタッフのストレスが軽減することを実感した出来事でした。
それ以来どの病院に行っても指示はきっちり入力するようにしています。
病棟からの電話で作業が途切れるのが嫌だった私は
「指示簿にキッチリ指示を入れること」
を今は徹底してますそもそも看護師も医師に電話はなるべくしたくないので、指示が入ってれば電話は減ります
細かく指示を入力するのにちょっと時間はかかりますが、スタッフみんなのストレスは減ると思います
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) 2018年11月20日
③スタッフの名前を出来る限り覚えること
医師が関わるスタッフはかなり多いです。
循環器内科の場合でも病棟、集中治療部、放射線部、ME、リハビリスタッフと多岐に渡ります。
これだけ関わるスタッフが多いと現実として意識して覚えようとしなければなかなか名前は覚えられませんよね。
ただ頑張って名前を覚えると仕事は格段にやりやすくなります。
私自身が関わるスタッフ全員の名前を覚えているかというとそうではありませんが、可能な限り覚える努力はしているつもりです。
これも緊急性が高くありませんが重要なことだと思います。
まとめ
以上7つの習慣の中で出てくる「最優先事項を優先する」という考え方を医療現場に当てはめてみました。
ぜひ本書を読んで自分の生活に当てはめてみてくださいね。
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