こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
この記事では循環器の薬の使い方を学べる本を紹介します!
今回紹介する教科書は循環器治療薬ファイルです!
ではご覧ください。
「循環器治療薬ファイル」について
【本のタイプ】
通読しても辞書としても使える教科書です
【ページ数】
400ページ
【おすすめ対象者】
循環器の薬の使い方、使い分けを勉強したい医師
循環器内科を今後ローテートする研修医
「循環器治療薬ファイル」の書評
この本は大きく前半と後半に分けられています。
前半は病態に応じた循環器治療薬の使い方の解説となっています。
後半は薬物の具体的な投与方法と注意点の解説です。
それぞれについて紹介します。
病態に応じた循環器治療薬の使い方の解説
前半部は「病態に応じた循環器治療薬の使い方の解説」となっています。
全部で23項目に関して解説されています。
例えば以下の病態に対する薬剤の使い方です。
AMIとACS
心房期外収縮と心室期外収縮
発作性上室頻拍
心室頻拍
急性心不全
この中で私が最も役に立ったと感じるのは不整脈に対する薬の使い方です。
この循環器治療薬ファイルには病態に応じた具体的な薬剤と投与量が書いてあり大変参考になります。
ちなみにどのくらい具体的かというと
くらい具体的に書いてあり初めて使う薬でも安心して使うことができます。
また研修医にとっては循環器内科をまわる際の参考書として使用するのも良い使い方ですね。
薬物の具体的な投与方法と注意点の解説
後半は薬物の具体的な投与方法と注意点の解説となっています。
例えば以下の薬剤の具体的な使い方について解説されています。
静注カテコラミン
hANP
抗不整脈薬
利尿薬
どれも循環器領域では頻用する薬ばかりです。
もちろん静注薬、内服薬両方の解説が載っています。
また薬の使い分けについても書いてあり、例えばドブタミンとドパミンの使い分けなんかは参考になると思いますよ。
こちらでも抗不整脈薬の使い方に関してお世話になっています。
循環器領域の薬を使用する際に
ちなみに巻頭に「薬剤の初期投与量」という付録があります。
この章はスマホで写真を撮っておくといつでも確認できて便利ですね。
「循環器治療薬ファイル」のおすすめの使い方
循環器治療薬ファイルは辞書としても使えますし、通読する参考書としても使えます。
なお私自身は全部は通読しておらず必要な項目を辞書のように調べています。
ただ中をパラパラ見ていると通読する参考書としても使える構成です。
通読するにせよ辞書として使うにせよ勉強になる内容なのは間違いありません。
まとめ
「循環器治療薬ファイル」を紹介しました。
という方はぜひ一度手にとって見て下さい。
明日から使える知識が書いてあります。
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