こんにちは、たくゆきじ(@takuyukiji)です。
2018年6月22日にふとTwitterに投稿した内容にたくさんの反応をいただきました。
「研修医があけたら無愛想になった。天狗になった。」
と耳にすることがある。私も無愛想になったと思う。
しかし理由は天狗になった訳ではなく、仕事量と責任がキャパを超え、怒鳴りたくなる気持ちをこらえ、怒鳴るよりはマシだろうと無愛想になった医師もいるということも知ってほしい気もします。— 内科医たくゆきじ@ZOZOスーツダイエット (@takuyukiji) 2018年6月22日
このつぶやきをするまではフォローしてくださる方が50人くらいだったため、いいねやリツイートがあってもだいたい1-2件くらいでした。
ただこの投稿はリツイートが400、いいねが1500を超えいまだかつてないことだったため正直驚きました。
たくゆきじ
と思ったことを今でも覚えています。
このように初めてバズった私が最初に抱いた感情は「怖い」というものでした。
なぜ怖いと思ったのかについて考えをまとめてみましたので以下に書いていきます。
たくゆきじとして情報発信を始めたときの前提
たくゆきじとしてTwitterとブログを始めた時に心に決めていたことがあります。
それは
ということでした。
と心に決めていました。
それがいずれ自分の身を守ることにも繋がると思ったからです。
そのため誰かが不快になったり嫌な思いをしそうな投稿は極力しないよう心がけています。
私は医師になって以来「慢性ボールペン紛失症候群」に罹患しているんですがどうにかなりませんか?#透明なビニール傘のように置き忘れてしまいます#どの病棟に忘れたかすら覚えてません#そろそろストックが尽きてきたので本当にピンチなんです
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) March 22, 2019
ボヘミアン・ラプソディでフレディの生き様に涙してから心電図の判読中に三段脈が出てくると頭の中で「We Will Rock You」が鳴り響く体になってしまいました pic.twitter.com/pJ8b1Px988
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) January 31, 2020
ちなみに今では家族や同僚にはもう普通にバレてます。
ツイートの経緯について
世間一般では
と言われることをたまに耳にします。
私が学生や研修医のときにもそういう話は聞いていましたので、
と思っていました。
しかし実際に研修医が空けてみると、天狗になるわけではありませんがが前より間違いなく無愛想になっていました。
仕事自体は楽しかったんですけどね。
想像以上の仕事量と責任の重さで余裕がなくなり、笑顔で対応できなくなる日が続いていました。
そんな中同期の仲の良い医師と飲んでいる際に
という話になったので先のツイートをつぶやいてみました。
結果として今までにない反応がありました。
初めてTwitterでバズって最初に感じたのは怖さ
まずいいねが100件を超えた辺りで最初に感じたのは怖さでした。
何が怖くなったかというと
という点です。
と不安になり自分の過去のツイートとブログの内容を見直しました。
自分の価値観の範囲内では変なことは書いていなかったので
と心から思いました。
一度ネット上で拡散された内容は消すことができません。
ということを身を持って実感しました。
たくゆきじというペンネームではありますが、本名で投稿しているくらいの覚悟で投稿したほういいんだろうなとも思いました。
画面の先には人がいる
もう一つ感じたことがあります。
twitter上のやり取りをしている人は生きている人間なんだ
ということです。
このツイートのインプレッション(閲覧数)は15万でした。
「研修医があけたら無愛想になった。天狗になった。」
と耳にすることがある。私も無愛想になったと思う。
しかし理由は天狗になった訳ではなく、仕事量と責任がキャパを超え、怒鳴りたくなる気持ちをこらえ、怒鳴るよりはマシだろうと無愛想になった医師もいるということも知ってほしい気もします。— 内科医たくゆきじ@ZOZOスーツダイエット (@takuyukiji) 2018年6月22日
そして医師だけではなく看護師さんや患者さん目線のコメントも頂きました。
自分では思いもしなかった内容のコメントもいただき、大きな気付きになりました。
SNS上で人を傷つけるような酷い言葉を吐くのやめような。画面の向こう側にいるのは機械でもモノでもない。あなたと同じ人間なんですよ。酷い事を言われたら傷付くし、怖いし、悲しいんですよ。思いやりを持ってあげてください。言葉はあなたが想像している以上に簡単に人を傷付けます。
— Testosterone (@badassceo) 2018年6月10日
画面の向こう側には「人」がいるんだ、という意識を持とうと改めて思いました。
まとめ
SNSの爆発力を初めて実感した出来事でした。
今後もできる限りだれも傷つけず楽しんでいただけるような呟きやブログの投稿をこころがけていきたいとと思っています。